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PBRレンディングで仮想通貨を高利回りで運用

暗号資産(仮想通貨)を口座で眠らせておくだけでなく、運用してインカムゲイン(売却益ではなく、資産を保有することで得られる利益)を得る手段として活用を検討したいのがレンディングサービスです。

レンディングとは、保有する仮想通貨を事業者に預けることで、運用により発生した利益の一部を受け取ることができるサービスのこと。

本記事で紹介する「PBRレンディング」は、後発のサービスでありながら国内最高水準の利回りが得られ、利用者の目的に応じた2種類のプランを提供するレンディングサービスです。

読者の疑問を解消できるように、同サービスの概要・5つのメリット・リスクの有無・使い方などを解説します。

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    目次

  1. PBRレンディングとは
    1. 1-1 PBRレンディングの運営企業
    2. 1-2 PBRレンディングが高年利を実現している理由
    3. 1-3 PBRレンディングのリスクは?
  2. PBRレンディングの5つのメリット
    1. 2-1 国内最高水準の利率
    2. 2-2 仮想通貨を7営業日以内に返還
    3. 2-3 目的に応じた2種類のプラン
    4. 2-4 毎日利回りを受け取れる
    5. 2-5 プロによるリスク管理
  3. PBRレンディングの登録・操作方法
  4. PBRレンディングへの送金はこの暗号資産取引所で
    1. 4-1 USDコイン(USDC)上場予定のSBI VCトレード
    2. 4-2 総合力のGMOコイン
  5. PBRレンディングまとめ

おすすめ仮想通貨レンディングサービス6選|高利回りで新時代の資産運用を

1.PBRレンディングとは

出典:PBRレンディング公式サイト

PBRレンディングは、仮想通貨を貸し出すことで貸借量と貸借料率に基づいた量の仮想通貨を毎日受け取ることができるサービスです。

2024年6月時点の対象銘柄は以下の通り。貸借料率は現在「通常レンディング」が10%、「プレミアムレンディング」が12%ですが、毎月更新される可能性があります。

出典:PBRレンディング公式サイト

通常レンディングは最低貸出期間が1カ月と設定されており、比較的短い期間で仮想通貨の返還申請ができます。

一方、プレミアムレンディングは最低貸出期間が1年と長期間預け入れる必要がある代わりに12%という極めて高い年率で仮想通貨を受け取ることができるプランです。

元本をそのままに、グローバルでも最高水準の年利最大12%で仮想通貨を受け取れる点を強みとしています。

仮想通貨のボラティリティ(価格変動率)の高さは考慮する必要があるとはいえ、国内の銀行の定期預金の年利は0.002%程度に留まることを考えれば、資産を仮想通貨で保有してPBRレンディングで運用することで非常に効率の高い資産運用ができることがわかると思います。

出典:PBRレンディング公式サイト

貸出期間や貸出量の制限はないため、まとまった量の仮想通貨を中長期的に運用することができます。仮想通貨の貸し出しを行った後は、ユーザーは何もせずとも運用により増えていくため初心者でも安心して利用できます。

ただし、同サービスは2024年4月から複利運用から単利運用に変更されたため、受け取った貸借量が自動的に残高に組み入れられない点には注意が必要です。

貸し出した仮想通貨の返還は「請求から7営業日」と業界最速水準です。同業他社には請求から返還まで1カ月以上かかるケースがあるため、この点、非常に利便性が高く、PBRレンディングでは仮想通貨の価格変動のリスクを最小限に抑えることができます。

なお、仮想通貨の返還に必要なネットワーク手数料はユーザー負担です。返還手数料や最低貸出数量などサービスの詳細は以下の表をご覧ください。

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※最低貸出数量の()内は、2024年6月30日まで実施予定の1周年キャンペーン期間中の数量

BTC ETH XRP ADA USDT USDC
貸借料率(月次更新)
  • 通常:10%
  • プレミアム:12%
  • 通常:10%
  • プレミアム:12%
  • 通常:10%
  • プレミアム:12%
  • 通常:10%
  • プレミアム:12%
  • 通常:10%
  • プレミアム:12%
  • 通常:10%
  • プレミアム:12%
  • ネットワーク

    ビットコイン

    イーサリアム

    XRP

    カルダノ(ADA)

  • イーサリアム
  • トロン
  • イーサリアム
  • トロン
  • 最低貸出数量
  • 通常:0.01BTC
  • プレミアム:0.1BTC(0.05BTC)
  • 通常:0.1ETH
  • プレミアム:2.25ETH(1ETH)
  • 通常:500XRP
  • プレミアム:5000XRP
  • 通常:500ADA
  • プレミアム:8500ADA(4500ADA)
  • 通常:35USDT
  • プレミアム:3500USDT
  • 通常:35USDC
  • プレミアム:3500USDC
  • 最大貸出数量

    記載なし

    貸借量の支払日

    毎日

    最短貸出期間
  • 通常:1カ月
  • プレミアム:1年
  • 貸出開始日

    着金が確認された日

    返還日

    返還請求を受理した翌日から7営業日以内

    返還(ネットワーク)手数料

    0.0008BTC

    0.00625ETH

    1XRP

    1ADA

  • イーサリアム:35USDC
  • トロン:1USDC
  • イーサリアム:35USDC
  • トロン:1USDC
  • そのほか、同じく国内事業者が提供する高利率が魅力の「ビットレンディング」や大手金融SBIグループが運営する「HashHubレンディング」もおすすめのレンディングサービスです。

    最高年率10%「BitLending(ビットレンディング)」で仮想通貨による新時代の資産形成を

    なお、仮想通貨のレンディングサービスの利用に得られた収益が20万円を越えた場合は確定申告の必要があるため、注意しましょう。仮想通貨の税金計算は、完全無料の仮想通貨税金計算サービス【CRYPTACT(クリプタクト)】がおすすめです。

    「クリプタクト」で仮想通貨の確定申告を簡単に|自動損益計算ツールを徹底解説

    1-1 PBRレンディングの運営企業

    出典:PortobelloRoad株式会社公式サイト

    PBRレンディングは、PortobelloRoad株式会社が運営するサービスです。同社は仮想通貨レンディング事業の他、ソフトウェア開発やコンサルティング、マーケティングリサーチなどを手掛けています。

    PBRレンディングは当初、株式会社Notting Hill TOKYOが2023年3月にローンチし運営していましたが、より専門的なチームによる運営体制強化などを目的とし、同年9月に新会社としてPortobelloRoad社を設立および事業承継した経緯があります。

    Notting Hill TOKYOは、フィナンシャルプラニング、金融・IT分野のスクール運営、音楽制作などの事業を展開する企業です。

    1-2 PBRレンディングが高年利を実現している理由

    PBRレンディングのサービスは、なぜグローバル最高水準の利率で提供されているのか、その理由としてPortobelloRoadは以下の2つを挙げています。

    1. 専門のレンディングプラットフォームであるため
    2. ユーザーに還元するための運営側の利益率の下限追求

    1-2-1 専門のレンディングプラットフォームであるため

    国内のレンディング事業者は、主に「仮想通貨取引所」と「専門のレンディングプラットフォーム」に大別されます。

    仮想通貨取引所の提供するレンディングサービスは、年率が1%~3%と低めです。取引所はユーザーから借りた資産を自社サービス内でレバレッジ取引などに活用することを主としていますが、こうした薄利多売型の手数料収益ではユーザーに還元できる収益が自ずと低くなるためです。

    一方で、専門のレンディングプラットフォームでは、仮想通貨を海外の取引所や機関投資家などへ再度貸出したり、利回りの高いDeFi(分散型金融)を活用するなどして運用します。市場で収益を得ることを目的としているため、取引所の場合と比べてユーザーへ還元できる貸借料率が高くなるというわけです。

    同社はNotting Hill TOKYOのグローバルネットワークをいかし、厳正な審査の上で選定した仮想通貨取引所や大手機関投資家に貸し出したり、DEXを利用したりして運用しているといいます。

    SBIグループの「HashHubレンディング」で仮想通貨の資産形成|メリットや始め方も徹底解説

    1-2-2 ユーザーに還元するための運営側の利益率の下限追求

    同社は、ユーザーへの還元率を高めるために、運営側の利益率の下限追求という企業努力を行っていると説明しています。

    なお、現在の業界最高水準の利回りは、同サービスの先行者に対する期間限定の特典という位置づけであり、今後利率が下げられる可能性があるといいます。

    1-3 PBRレンディングのリスクは?

    2022年に仮想通貨市場の低迷に伴い、ブロックファイ、セルシウス、ジェネシスなど、海外の大手レンディング事業者が経営状況の悪化により破産申請を行いました。

    破産した事業者に共通するのは、高利回りのサービスを提供していたことです。PortobelloRoad社はPBRレンディングにて慎重にリスクコントロールを実施しているとはいえ、一般的に高利回りを提供するサービスおよび事業者は破綻しやすいため留意しましょう。

    また、同社が管理するウォレットのパスワードまたは秘密鍵を第三者に知られた場合、仮想通貨が不正に流出する可能性があります。このような場合、利用者への資金返還義務を負いますが、同社が破綻し利用者に十分な補償を行うことができない可能性があります。

    さらに、PBRレンディングは2023年3月にローンチされた後発のサービスであるため、運用方法やセキュリティなどノウハウの蓄積という観点でもやや不安が残ります。

    利用する場合は、同業他社のサービスも併用してリスクを分散させることが望ましいでしょう。

    2.PBRレンディングの5つのメリット

    ここからは、PBRレンディングの5つのメリットをそれぞれ解説します。

    出典:PBRレンディング公式サイト

    2-1 国内最高水準の利率

    出典:PBRレンディング公式サイト

    PBRレンディングの貸借料率は、通常レンディングが10%、プレミアムプランが12%と極めて高く、国内最高水準を誇ります。

    元本をそのままに高利率で運用できるため、効率的な資産運用が可能です。

    仮想通貨取引所やウォレットに長期間使わない(売却予定のない)仮想通貨がある場合は、活用を検討するとよいでしょう。

    2-2 仮想通貨を7営業日以内に返還

    PBRレンディングでは、最低貸出期間を過ぎてから預けた仮想通貨の返還申請をした場合、7営業日以内に仮想通貨が返還されます。これは業界最速です。

    これにより、仮想通貨の価格変動リスクを最小限に留めることができます。

    他の多くのレンディングサービスでは、返還申請をしてから返還されるまでに1カ月程度かかるケースが多く、事前募集にて返却が1年後と設定されているレンディングプランがあることなどを踏まえると、以下に早いかがわかると思います。

    ただし、プレミアムプランは最低貸出期間が1年間のため注意しましょう。

    2-3 目的に応じた2種類のプラン

    PBRレンディングでは、最低貸出期間が1カ月と短い通常レンディングと最低貸出期間が1年のプレミアムレンディングという2つのプランがあります。

    数カ月以内の比較的短期での運用を検討するユーザーは前者を、1年以上売却する意思がなく長期保有を検討するユーザーは後者のプランを選ぶといった使い分けが可能です。

    ただし、先述のように利率が高いサービスは比較的破綻リスクが高くなります。また、ローンチから日が浅いサービスであることも考慮し、慎重に利用を検討することをおすすめします。

    2-4 毎日仮想通貨の利回りを受け取れる

    他の多くのサービスが、貸借量の受取りが月に1回であるのに対し、PBRレンディングでは毎日報酬が発生します。

    毎日資産が増えていく様子を確認できるメリットがあります。

    ただし、同サービスは単利運用のため、付与された仮想通貨が自動的に残高に組み入れられるわけではありません。付与される報酬を増やすには、最低貸出量を満たしたうえで追加で仮想通貨を預け入れなければなりません。

    そのため、複利運用のサービスと比べれば、資産運用の効率性は劣ります。

    2-5 プロによるリスク管理

    出典:PBRレンディング公式サイト

    PBRレンディングのサービスは、金融のプロが安全性を最優先に24時間体制で運営しているといいます。

    リスク管理の施策に関しては、「預かり資産の一部を運用外で保全し、ユーザーからの引き出し準備金として用意」「急激な価格変動などの影響回避のため、預かり資産をドルなどに両替しない運用」「運用先のDEX・CEXの厳正な審査」などを挙げています。

    また、同社が実施しているセキュリティ関連の施策は以下の通りです。

    • 「二段階認証」の導入
    • 「セーフリスト」で不正引き出しを防止
    • 運用先のDEX及びCEXを厳正に審査し選定

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    3.PBRレンディングの登録・操作方法

    出典:PBRレンディング公式サイト

    PBRレンディングを利用するまでの流れは以下の通りです。

    1. 申し込み
    2. 個人情報の入力/身分証のアップロード
    3. サイトから貸し出し申請
    4. 仮想通貨を送金

    なお、国内取引所から送金する場合は、送金規則などを定める「トラベルルール」により、「送る側」と「受け取る側」についての情報入力を求められます。以下を参考に入力してください。

    • アドレス所有者:お客様本人以外
    • 受取人:法人
    • 受取人の法人名:株式会社PortobelloRoad
    • 受取人の法人名(英語):PortobelloRoad Inc.
    • 実質的支配者情報:個人
    • 受取人の実質的支配者名:小林 宏至
    • 受取人の実質的支配者名(フリガナ):コバヤシ ヒロシ
    • 受取人の実質的支配者名(英語):Hiroshi Kobayashi
    • 送付先:プライベートウォレット
    • 送付先サービス名:その他(PBR Lending)
    • 受取人との関係性:投資先
    • 送付先の国地域:日本

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    4.PBRレンディングへの送金はこの暗号資産取引所で

    PBRレンディングで暗号資産を運用するには、サービス登録後に仮想通貨を取引所などから送金する必要がありますが、その際に問題となるのが送金手数料です。

    手数料額は取引所によって異なりますが、レンディングによって得られる報酬額が目減りすることになるため、可能であれば手数料は抑えたいところです。

    そのため、暗号資産の送金手数料が無料のPBRレンディングへの送金におすすめの取引所を以下に紹介します。いずれも同サービスにて運用可能な4つの通貨(BTC・ETH・XRP・ADA)を取り扱っています。

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    4-1 USDコイン(USDC)上場予定のSBI VCトレード

    大手金融のSBIグループが運営するSBI VCトレードは、「HashHubレンディング」を運営するSBIデジタルファイナンス株式会社のナレッジを活用したレンディングサービスや国内最多の対象銘柄を誇るステーキングサービスなどを強みとする取引所。

    同じくSBIの傘下に入った仮想通貨取引所ビットポイントとは、関連サービスという位置づけです。

    SBI VCトレードは2023年11月にUSDCの発行元であるCircle Internet Financialと包括的業務提携に向けた合意書締結の発表に伴い、当局の承認を前提としたUSDCの上場予定を発表しています。

    遠くない未来にSBI VCトレードからUSDCをビットレンディングに送金して運用できるようになる可能性があります。

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    仮想通貨取引所SBI VCトレードとは|国内屈指のステーキングサービスで資産運用

    4-2 総合力のGMOコイン

    出典:GMOコイン

    GMOコインは、ITや金融分野を強みとするGMOインターネットグループの暗号資産取引所で、「オリコン顧客満足度調査 暗号資産取引所現物取引」で2年連続総合1位を獲得したこともあります。

    同取引所は「貸暗号資産ベーシック」と「貸暗号資産プレミアム」という2種類のレンディングサービスを提供しており、ステーキングサービスの対象銘柄も豊富です。

    また、レバレッジ取引にも力を入れており、なかでも取引所形式(板取引)のレバレッジの取扱い銘柄数は国内最多です。

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    GMOコインとは|大手「最優良」暗号資産取引所と言える理由

    5.PBRレンディングまとめ

    ここまで、PBRレンディングのサービス詳細、高利率の秘密、リスクの有無、5つのメリットなどを解説してきました。

    重要な点は以下の通りです。

    • PBRレンディングは、2023年に設立された株式会社PortobelloRoadが運営する仮想通貨レンディングサービス
    • 貸借料率は、通常プランが10%、プレミアムプランが12%と業界最高水準
    • 毎日報酬が付与されるが、単利運用のため複利運用のサービスと比べると運用効率が悪い
    • 貸し出した仮想通貨は業界最速の「請求から7営業日」で返還、価格変動リスクを抑制
    • プロが厳選した企業と提携し、リスクコントロール下で運営する
    • 一般的に高利率のレンディングサービスは破綻しやすく、運営が破綻した場合に利用者に十分な補償ができない可能性も
    • 2023年3月にローンチされた歴史の浅いサービスであるため、運営体制やセキュリティなどの面で不安が残る

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    参考:公式サイト

    coindog編集長
    仮想通貨ブロガー/投資家
    早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

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