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おすすめレンディングサービスを3つずつ紹介
日本銀行が発表した「2023年第4四半期の資金循環」によれば、個人の金融資産は過去最高の2141兆円でした。
一方、超低金利時代の日本では銀行に資産を預けていてもほぼ増えないどころか、加速するインフレ(円の下落)により資産の価値は減少し続ける可能性があります。
インフレヘッジ(インフレのリスクを回避すること)になり得るとして注目される暗号資産(仮想通貨)であれば、レンディングなどの手法により銀行預金とは比較にならないほどの利回りで運用することができます(ただし、価格変動リスクはあります)。
本記事では、数ある仮想通貨のレンディングサービスを、取引所のサービスと専門事業者のサービスとに分けて違いを解説した上で、それぞれのおすすめを3つずつ紹介します。
- 仮想通貨レンディングとは
- 専門業者のレンディングサービスおすすめ3選
- レンディング事業者への送金におすすめの仮想通貨取引所
- レンディングサービスでおすすめの暗号資産取引所3選
- おすすめレンディングサービスまとめ
目次
1.仮想通貨レンディングとは
仮想通貨レンディングは、保有する仮想通貨を企業などに貸し付けることで、あらかじめ決められた金利で報酬を得ることができるサービスです。
顧客から仮想通貨を借りた企業が、機関投資家への貸し出し、DeFi(分散型金融)プロトコルの活用、レバレッジ取引への活用などを通じて仮想通貨を運用し、増やした分の一部を上乗せして返還する仕組みです。
仮想通貨を買い増しせずとも保有する仮想通貨を増やし、インカムゲイン(売却益ではなく、資産を保有することで得られる利益)が得られる資産運用法として世界中の投資家に活用されています。
以下の記事では、レンディングの仕組みやステーキングとの違いなどを詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
なお、仮想通貨レンディングで支払われた報酬は雑所得扱いとされ、課税対象となるため注意しましょう。仮想通貨の税金計算は、完全無料の仮想通貨税金計算サービス【CRYPTACT(クリプタクト)】
1-1 仮想通貨取引所と専門業者のレンディングの違い
仮想通貨のレンディングサービスは、大きく分けて仮想通貨取引所のサービスとレンディングの専門事業者のサービスとに分けることができます。
それぞれの特徴を以下の表にまとめたので、まずはご覧ください。
取引所 | 専門業者 | |
---|---|---|
対象銘柄 |
多い(~50種類) |
少ない(4~7種類) |
利回り |
低い(0.1%~5%) |
高い(0.1%~12%) |
預入けれ期間 |
1週間~1年間 |
無期限(一部例外) |
自動再投資 |
無し(単利運用) |
有り(複利運用:一部例外) |
募集期間 |
不定期が多い(一部例外) |
常時(一部例外) |
中途解約 |
原則不可(一部例外) |
可能(一部例外) |
返還手数料(ネットワーク手数料) |
無し |
有り(一部例外) |
1-1-1 仮想通貨取引所のレンディングサービスの特徴
仮想通貨取引所のレンディングサービスのメリットとして、以下の点があります。
取引所の取扱い銘柄の多くが対象となるため、数十種類の銘柄を運用でき、口座に保有する仮想通貨がそのまま運用されるため送金の必要がなく返還手数料もかかりません。
- 対象となる銘柄が豊富
- 各種手数料が発生しない
- サービスの安定性が高い
一方、以下のようなデメリットがあります。
利回りが低く、不定期の募集のため必ずしも自身が運用したいタイミングで利用できず、中途解約できないため仮想通貨の価格変動リスクを受けやすいです。
- 利回りが低い
- 募集が不定期
- 原則的に中途解約できない
1-1-2 専門事業者のレンディングサービスの特徴
専門事業者のレンディングサービスには、以下のようなメリットがあります。
利回りが高く、常時募集しているため好きなタイミングで運用できる、かつ無期限で複利運用できるためより効率的な資産形成が可能です。
- 利回りが高い
- 常時募集
- 無期限で複利運用できる
ただし、以下のようなデメリットがあります。
対象銘柄が限られ、サービス利用に取引所などから指定のアドレスに仮想通貨を送金する必要があり、返還の際にもネットワーク手数料を負担する必要があります。
- 対象となる銘柄が少ない
- 送金の手間とコストがかかる
- 安定性が比較的低い
また、高利回りがゆえに破綻リスクが比較的高く、万が一の際の補償という観点で不安が残ります。特に専門事業者のサービスを活用する場合は、慎重に選定する必要があります。
本記事で紹介しているサービスは安定性が高いものを選定していますが、念のため一つのサービスに資産を集中させず、分散するなどのリスクヘッジをするのが望ましいでしょう。
1-2 なぜ専門事業者のレンディング利回りは高いのか?
レンディングの専門事業者のなかには、10%前後の利回りでサービス提供しているものもあります。そのような高利回りで提供できるのは、仮想通貨取引所とは根本的に異なる方法で運用しているためです。
取引所のレンディングサービスの多くは、ユーザーから借りた資産を自社サービスでレバレッジ取引などに活用することを主としていますが、こうした利益率の低い手法ではユーザーに還元できる収益が低くなります。
一方で、レンディング専門事業者の多くは、仮想通貨を海外の取引所や機関投資家などへ再度貸出すなどして運用するケースが多いです。
市場で収益を得ることを目的としているため、取引所の場合と比べてユーザーへ還元できる貸借料率が高くなるというわけです。
2.専門業者のレンディングサービスおすすめ3選
ここでは、レンディングの専門事業者が提供するサービスを3つ厳選して紹介します。
いずれも後述する理由で安定性が高く、仮想通貨取引所のレンディングサービスと比較し高利回りであるのが特徴です。
2-1 最高年率10%「BitLending(ビットレンディング)」
ビットレンディングは、2020年創業の株式会社J-CAMが運営するレンディングサービスです。
2024年6月時点の対象銘柄と貸借料率は以下の通り。貸借料率は毎月更新される可能性があります。
最大利回りは10%と国内最高水準で、複利運用で効率的に資産形成できます。貸し出した仮想通貨は業界最速の「請求から7営業日」で返還されるため、価格変動リスクを最小限に留めることができます。
また、レンディング専門プラットフォームとしては珍しく、返還手数料は年間4回まで無料のため利益を最大化できます。
仮想通貨の運用は、海外取引所やクリプトファンドなどの厳選した機関と資産マネジメント契約を締結。リスクマネジメントとして、分散管理のために1機関あたり最大で預かり資産全体の20%までの貸し出しとしています。
さらに、四半期ごとに収益率などを記載した運用レポートを公開しており、透明性と安定性の高いサービスと言えます。
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2-2 SBI傘下で安定性の高い「HashHubレンディング」
HashHubレンディングは、2024年4月に設立された大手金融SBIグループのSBIデジタルファイナンス株式会社が運営するレンディングサービスです。
元々は株式会社HashHubが2020年11月にローンチしたサービスですが、同社が2023年にSBIグループに参画したことを受け、新会社を設立した上で事業承継された経緯があります。
2024年6月時点の対象銘柄、貸借量率は以下の通り。貸借料率は毎月更新される可能性があります。
専門事業者のサービスの中では利回りは低めに設定されているものの、ステーブルコインのダイ(DAI)を運用できるサービスは少ないため優位性があります。
運用は一般的にリスクの高いDeFi(分散型金融)を主としていますが、金融やブロックチェーン技術に精通したプロが安全性を最優先に運営しているため安心です。
事実、これまでに一度も資産の不正流出を経験していないだけでなく、市況の悪化に伴い各国のレンディング事業者が経営不振で破産申請した年においても影響を受けず、安定運営を継続している実績があります。
万が一の事態が発生した場合でも東証プライム上場のSBIグループの傘下であることからユーザーへの補償の可能性も高いと思われます。
なお、同サービスでETH・DAI・USDCを運用する際には、「コントラクトアドレス」と呼ばれるトークンの契約情報が記載されたそのトークン固有のアドレスを使用している関係で、コントラクトアドレスへの送金に対応していない取引所などからは送金できないため注意しましょう。
現状、国内の主要取引所でコントラクトアドレスへの送金に対応していることがわかっているのはGMOコインのみです。HashHubレンディングで上記3銘柄を運用する場合は、国内取引所では必然的にGMOコインから送金することになります。
2-3 安定性と高利率を両立「クリプトレンディング」
クリプトレンディングは、2021年3月創業の株式会社FUELHASHが提供するレンディングサービス。
2024年6月時点の対象銘柄は以下の7種類。時価総額4位のビルドアンドビルド(BNB)やイーサリアムクラシック(ETC)の取扱いは珍しいため貴重なサービスと言えるでしょう。
貸借料率は、各銘柄とも複数のプランがあり、貸付期間が長くなるほど高くなる傾向にあります。
特にステーブルコインの年率が高く、初回利用限定ではあるもののUSDT・USDCの30日間プランで年率10%と国内最高水準、初回限定プランを除くと最高年率5.75%です。
仮想通貨の運用は、厳選した提携先の機関投資家に貸し付けて委託しています。
貸し付けの際は、貸し付ける仮想通貨よりも多くのBTCあるいはETHを担保にとることで、万が一借り手が倒産しても影響を受けないようにリスクヘッジしています。
招待コード:4nMsaR
なお、アカウント開設することで、価格トレンドの予測して当たれば20%超の極めて高い報酬を狙えるレンディングサービス「クリプトレンド」も利用できます。
3.レンディング事業者への送金におすすめの仮想通貨取引所
専門事業者のレンディングサービスを利用する場合、取引所などから仮想通貨を送金する必要がありますが、問題となるのが送金手数料です。
手数料額は取引所によって異なりますが、レンディングによって得られる報酬額が目減りすることになるため、可能であれば抑えたいところです。
以下にて、仮想通貨の送金手数料が無料かつ各種レンディングサービスへの送金におすすめの取引所を紹介します。
3-1 どのサービスにも送金可能なGMOコイン
GMOコインはHashHubレンディングがETHなどの通貨で採用するコントラクトアドレスへの送金にも対応しているため、上記で紹介した3つのサービス含めどのサービスにも送金ができます。
また、BTC・ETH・XRP・DAIの板取引にも対応しているため、レンディングのサービスの4つの対応銘柄を手数料を抑えて購入し、無料で送金することができます。
また、自社でも後述する2種類のレンディングサービスを提供していることから、外部のレンディングサービスにて取り扱われていない銘柄を運用する際など、目的に応じて使い分けるとよいでしょう。
3-2 USDC上場予定のSBI VCトレード
SBI VCトレードは、仮想通貨の送金手数料が無料の他、口座に仮想通貨を保有しているだけで報酬が付与されるステーキングサービスを提供しています。対象銘柄は12種類と国内最多です。
ETHも対象のため、外部のレンディングサービスの利用前や返還後も同取引所で保管することで報酬が発生します。
また、同取引所は当局の承認を前提としたUSDCの上場方針を示しています。遠くない未来にSBI VCトレードからUSDCを各種レンディングサービスに送金して運用できるようになる可能性があります。
3-3 最高水準の利回りでステーキングができるビットポイント
ビットポイントも仮想通貨の送金手数料が無料の貴重な取引所の一つです。
同取引所が提供するステーキングサービスは、手数料無料で国内最高水準の利回りにて報酬を受け取れます。
ETHのステーキングにも対応しているため、外部のレンディングサービスの利用前や返還後にビットポイントにて保有しているだけで報酬が発生します。
4.レンディングサービスでおすすめの暗号資産取引所3選
ここでは、暗号資産取引所が提供するおすすめのレンディングサービスを3つ紹介します。
専門事業者のレンディングサービスと比較すると利回りは低めですが、レンディング対象銘柄が豊富です。また、上場企業傘下の取引所のためサービスの安定性が高いです。
ただし、取引所のレンディングはいずれも不定期の募集のため、常に利用できるわけではありません。
4-1 BTCを高利率で運用できる「コインチェック」
コインチェックは、東証プライム市場に上場するマネックスグループ傘下のコインチェック株式会社が運営する大手仮想通貨取引所です。
レンディングサービス「コインチェック貸暗号資産」の取扱い銘柄数は31種類。レンディングの貸出期間と利率は以下の通りです。
- 14日間:年率1.0%
- 30日間:年率2.0%
- 90日間:年率3.0%
- 180日間:年率4.0%
- 365日間:年率5.0%
強みは、比較的高い年率でBTCの運用ができる点でしょう。
他のサービスではBTCの年率は0.1%程度のケースが多いですが、コインチェックでは現在「14日間:1.0%」と「30日間:2.0%」という好条件のプランで募集しています。
4-2 2種類のレンディングができる「GMOコイン」
GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループのGMOコイン株式会社が運営する暗号資産取引所です。
同取引所は「貸暗号資産ベーシック」と「貸暗号資産プレミアム」という2種類のレンディングサービスを提供しています。
貸暗号資産ベーシックの貸出期間と年率は以下の通り。対象銘柄は26種類で、不定期で一部の銘柄にて募集されます。
- 1カ月間:年率1.0%
- 3か月間:年率3.0%
- 3か月間:年率10%(ATOMとDOTのみ)
貸暗号資産プレミアムは、円転特約(デリバティブ取引)が付加された年率の高いレンディングサービス。
円転特約とは、貸し出した暗号資産のレートが、同社があらかじめ定めた特約レートを上回っているかどうかで、元本の受け取りが暗号資産か日本円かになるかが決まる特約のことです。
円転特約が付加されることで、利用者は年率15%以上で当該暗号資産による報酬を受け取れます。同サービスを利用するには、貸し出す暗号資産に加え、日本円を証拠金として預け入れる必要があります。対象銘柄はBTC・ETH・XRPの3種類。
4-3 金(ゴールド)を運用できる「SBI VCトレード」
SBI VCトレードは、東証プライム上場のSBIホールディングスの傘下であるSBI VCトレード株式会社が運営する仮想通貨取引所です。
レンディングサービス「貸コイン」では、取扱い銘柄は7~8種類に留まりますが、国内で唯一、金(ゴールド)の価値との連動を目指すステーブルコイン「ジパングコイン(ZPG)」を運用できるサービスとして注目されています。
この数年著しい価格上昇を遂げているゴールドに間接的に投資できるだけなく運用して増やせるスキームであるほか、年率30%という高利回りで運用できます。
5.おすすめレンディングサービスまとめ
ここまで、仮想通貨レンディングの概要、取引所と専門業者のサービスの違い、それぞれのおすすめサービスなどを解説してきました。
重要ポイントは以下の通りです。
- レンディングは、仮想通貨を企業に貸し付けてあらかじめ決められた金利で報酬を得ることができるサービス
- レンディングは、仮想通貨取引所のサービスとレンディングの専門事業者のサービスに大別される
- 前者は対象銘柄の数などを、後者は利率の高さなどを強みとする
- 専門事業者のおすすめサービスは「BitLending(ビットレンディング)」「HashHubレンディング」「クリプトレンディング」
- 仮想通貨取引所のレンディングでおすすめは「コインチェック」「GMOコイン」「SBI VCトレード」
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り