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APTへの交換後のロックアップ可能性を撤回
株式会社HashPaletteは28日、先日告知したパレットチェーンのガバナンストークン「パレットトークン(PLT)」のアプトス(APT)への引き換えについて、ロックアップの廃止を含む詳細を発表した。
【お知らせ】
Aptos LabsによるHashPaletteの買収合意発表を受け、Aptos FoundationおよびHashPaletteは、HashPortとも協議を行い、トークン保有者により良い移行体験を提供すべく、Palette ChainのAptosネットワークへの移行に関する詳細を発表しました。■主な更新内容:
ロックアップ期間:
Aptos…— Palette(パレット) (@hashpalette) October 28, 2024
同社は3日、パレットチェーンのアプトスネットワークへの移行を目指し、株式をHashPortからAptos Labsに譲渡することによりHashPaletteがAptosの完全子会社に移行する株式譲渡契約締結を発表。
アプトスネットワークへの移行に伴い、11月下旬より一定の交換期間を設けたうえでPLTのAPTへの引き換えを行うこと、交換後に1年間の売却禁止期間が設けられる(ロックアップの)可能性があることを伝えていた。
アプトス(APT)への移行に関する詳細
同社は、PLTからAPTへのトークン交換に関して最大12ヶ月のロックアップ期間が設定される可能性があると告知していたが、ロックアップを実施しないことを決定。
トークン交換は11月下旬に開始される予定で、今後仮想通貨交換業者と協議の上、十分な期間を設けるため短期間で強制的に交換されることはないと説明。交換レートは1PLT=0.00339139APTとされる。
HashPaletteとAptos Labsは、トークンの移行が安全かつ効率的に行うために関連する仮想通貨交換業者と密接に連携する意向だが、PLTを取り扱うすべての国内取引所がAPTを取り扱っているわけではないため、「トークンの移行の方法やスケジュールは、暗号資産交換業者ごとに一律とはならない可能性がある」と付け加えた。
現状、PLTのみ取り扱う取引所は、bitFlyer・コインチェック・コイントレード・DMMビットコイン、PLTとAPTの両方を取り扱う取引所は、OKJ(旧:オーケーコインジャパン)・ビットトレードだ。各取引所が対応方針は検討中とするなか、OKJはトークンの交換を全面的にサポートする方針を発表している。
【お知らせ】
本日、『パレットトークン(PLT)』の発行体である株式会社HashPaletteにより、Palette Chainが将来的にAptos Networkに統合されることが発表されております。
OKJはPLT、及びAPT双方を取り扱う暗号資産交換業者として、交換等につきまして全面的なサポートをいたします。
■詳細…
— OKJ(オーケージェー) (@OKCoinJapan) October 3, 2024
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同じくパレットチェーン上で発行されるエルフトークン(ELF)に関してもアプトスネットワークに移行予定で、スケジュールは後日発表される。ELFのAPTへの交換は実施されない模様。ELFは、メタバース型ファーミングNFTゲーム『THE LAND エルフの森』上で使用される仮想通貨で、同タイトルもアプトスに移行することになる。
今回の発表に関して、Aptos Foundation、Aptos LabsおよびHashPaletteはミートアップイベントを開催し、トークン保有者がチームと直接コミュニケーションできる機会を設ける予定とした。開催日程は現時点で明かされていない。
Hashport吉田CEOの釈明
HashPaletteのAptos Labsへの株式譲渡および、パレットチェーンのアプトスへの移行発表、それに伴うロックアップ実施の示唆により、パレットチェーン上で発行されるPLTおよびELFは価格が急落。X(旧:Twitter)などSNSで投資家から多数の批判が集まり、国内IEO市場全体の信用を毀損する行為であるとの声も上がった。
PLTは、2021年7月にコインチェックのIEO第一弾であり国内取引所として初めてIEOが実施された銘柄。また、ELFは2024年2月にbitFlyerにてIEO対象となった銘柄だ。
このことについて、HashPaletteの親会社Hashport吉田CEOは、CoinDesk JAPANのインタビューにて「パレットチェーンのホワイトペーパーはIEO時よりWebサイトで公表しており、コンソーシアムによるガバナンスを行うと明記している」「プロセスは、ホワイトペーパーに則って瑕疵なく進めている」などと釈明した。
株式譲渡およびチェーンとトークンの移行理由については、「『THE LAND エルフの森』の利用拡大に伴うチェーンへの負荷増加を通じて、万博などの社会インフラを支えるチェーンとしての性能不足を実感したため」とした。
現在進行中のディールに関するご質問についてSNSで個別回答することはコンプライアンス上難しく、皆様の疑問に対して十分な説明が出来ておらず、大変申し訳なく思っております。
今回@CoinDeskjapan さんの独占インタビューに応じ、可能な限り踏み込んでご質問にお答えました。
ぜひご覧ください。 https://t.co/AASdo6X2RR
— 吉田 世博 Seihaku Yoshida | HashPort | HashPalette (@seihakuyoshida) October 9, 2024
パレットチェーンは、2025年4月から開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)におけるEXPO2025デジタルウォレットに採用されている。また、『THE LAND エルフの森』はローンチ後複数回にわたり、長時間のメンテナンス実施によるサービスの一時停止を余儀なくされている。
参考:公式発表

仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り