リンク(LN)のステーキングサービス

コミュニケーションアプリ「LINE」を提供するLINE株式会社の傘下でシンガポールに拠点を置くLINE TECH PLUS PTE. LTD.は29日、LINEの独自仮想通貨「リンク(LN)」のステーキングサービスを4月に開始することを発表した。

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LNステーキングサービスの概要

LNのステーキングによる報酬率はすべての参加者によってステークされたLNの合計量、およびその他の要因により決定される。以下は報酬の目安とされる。

出典:プレスリリース

LINEグループが提供する独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」上の取引履歴を参照できる「LINE Blockchain Scan」にて「DOSI Vault(ドシ・ボルト)」を接続することでLNのステーキングに参加可能。

DOSI Vaultは、同グループが13日にローンチしたLN専用のノンカストディアル型ウォレット。Googleログインを介してシードフレーズ設定なしでアカウント設定が可能な点などを特徴とする。

今後はLNが上場している取引所を通じてLNのステーキングサービス提供を目指す。LNは、海外取引所ではBITFRONT、Bithumb、MEXC Globalにて、国内ではLINE BITMAXにて取り扱われている。

なお、LINE BITMAXは20日にリンク(LN)専用の取引所サービス(板取引)をローンチしたばかり。

リンク(LN)とは

リンク(LN)は、LINEグループが独自開発したブロックチェーン「LINE Blockchain」上で発行される仮想通貨。

LNのモバイル決済・送金サービス「LINE Pay」やNFTマーケットプレイス「LINE NFT」にて決済に利用できる他、LINE ScoreなどLINEの各種サービスに参加した報酬などに活用されている。

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また、2022年8月にはLINE傘下でブロックチェーン開発を行うLINE XenesisがMove-to-Earn(M2E:移動して稼ぐ)アプリ「STEPN」の開発企業Find Satoshi Lab Limitedと覚書締結を発表し、LINE Blockchain上でのSTEPN開発が行われることが決まっている。

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参考:公式発表

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