「マンデルブロ集合」を活用したSNS
合同会社CLOSM(カローサム)は15日、「マンデルブロ集合」を使用したアートと文章で構成されるSNS『CLOSM i』のリリースを発表した。
マンデルブロ集合とは、1980年に米国のブノワ・マンデルブロ氏によって提唱された、単純な関数の繰り返しから導かれる魅力的なフラクタル(幾何図形)のこと。
将来的に、ユーザーの投稿をNFT(非代替性トークン)化して売買可能にすることも予定しているという。
「CLOSM i」のコンセプト
「CLOSM i」は、マンデルブロ集合を使用したアートと、自身の想いを載せた文章で構成されるSNS。
「右脳と左脳をつなげる」ことを目的とし、抽象的・感覚的な創造性を司る左脳と言語や論理的思考を司る右脳が同時に刺激されるように設計されている。
同社はこの点について「マンデルブロ集合という『数学的要素』と、直感や感情を絵として創造しSNS上で表現するという『芸術的要素』を組み合わせることにより、これまでになかったSNSサービスとして皆様に新しい自己表現の場を提供する」と説明。
また、同サービスのコンセプトとして、「うちに秘める思い」を世界中に発信しアイデンティティに共鳴してくれる他者に届けることを挙げている。そのため、身近なコミュニティでのフォロー・フォロワー関係はターゲットとしいないという。
「CLOSM i」の機能
投稿の流れは以下の通り。
- マンデルブロ集合によって作られた模様を作成
- RGBの設定から色を決める
- 文章をつける
- 投稿する
同サービスには「親」と「子」という概念があり、他ユーザーの投稿(親)を引用し、近しい模様を作成して投稿することで、引用元の投稿の「子」となる投稿ができる。「子」の投稿は、模様(切り取り範囲)の変更またはRGB(カラーリング)の変更に限られる。
今後実装予定の機能として、NFT連携機能を挙げた。ユーザーの投稿をNFTとして売買可能にし、子が多い投稿や著名人の投稿はその分価値が高まる仕様を想定しているという。
参考:公式発表
参考:CLOSM公式サイト
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仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り