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DMMビットコイン&coinbookのIEO第1弾を解説

2023年3月、コインチェックとGMOコインに続いてDMMビットコインとcoinbookが初のIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)実施を発表しました。

IEOとは、企業やプロジェクトが仮想通貨を活用した資金調達を行うことを目的とし、発行したトークンの販売を仮想通貨交換業者に委託する仕組みのこと。仮想通貨交換業者が主導しトークン販売や上場を実施します。

両取引所による初のIEO対象銘柄は、オーバース社が発行する「ニッポンアイドルトークン(NIDT)」。同社のアイドルグループ創造プロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」およびアイドルグループ「WHITE SCORPION」「Rain Tree」の活動において活用される仮想通貨です

本記事では、DMMビットコインとcoinbookによるIEO第1弾NIDTのIEO結果の振り返り、およびNIDTやアイドルプロジェクトの特徴について解説します

【追記】:DMMビットコインは2025年春ごろを目途として廃業およびSBI VCトレードへの口座と顧客資産の移管を発表。それに伴い、SBI VCトレードは移管前にNIDTを含めた14銘柄を取扱い開始する予定です

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以下は、国内取引所のIEO銘柄を実施予定のものを含め網羅した記事です。併せてご覧ください。

国内取引所のIEO予定銘柄まとめ、躍進する仮想通貨はどれ?

    目次

  1. NIDTのIEOを行ったDMMビットコイン&coinbook
    1. 1-1 NIDTの発行企業オーバースとは
    2. 1-2 DMMビットコイン廃業に伴いSBI VCトレードにNIDT上場へ
  2. NIDTのIEO結果は
  3. NIDT(ニッポンアイドルトークン)とは
  4. NIDT活用の「IDOL3.0 PROJECT」とは
  5. NIDTで支援できるアイドルG「WHITE SCORPION」と「Rain Tree」
  6. NIDT(ニッポンアイドルトークン)まとめ

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1.NIDTのIEOを行ったDMMビットコイン&coinbook

出典:DMMビットコイン公式サイト

IEOに参加した投資家はトークンを取得でき(申し込み多数の場合は抽選)、取得したトークンは両取引所の取引サービスで売買できます。

DMMビットコインはレバレッジ取引の取扱い銘柄数が国内首位の大手取引所。グループ全体においてもweb3.0事業を運営する株式会社DM2C Studioを擁するほか、金融・テクノロジー分野などで多面的に事業展開しているため資金力やノウハウを強みとしています。

DMMビットコインは取引所サービス(板取引)はなく、販売所サービスのみですが、「BitMatch注文」という販売所サービスと板取引の長所をかけあわせた国内唯一の取引方法を提供しています。

同取引所の上場審査では、ユーザーに取引機会を提供することの妥当性の評価を着眼点とし、社内態勢を整備したうえで様々な審査項目やリスクについて入念な調査・分析を行っているといいます。

【追記】:DMMビットコインは2024年5月に発生した約480億円分のBTCの不正流出事件の影響で、2025年春ごろをめどとする廃業およびSBI VCトレードへの口座と顧客資産の移管予定を発表。現在仮想通貨の購入など一部サービスが停止中です

これに伴い、NIDTを含む14銘柄がSBI VCトレードに上場予定です

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【速報】SBI VCトレードに14銘柄上場へ DMMビットコインの資産移管発表に伴い

coinbookは2018年5月に設立されたブロックチェーン技術を基盤とした次世代エンターテイメント創造企業。アイドルグループ「SKE48」のデジタルトレーディングカード「NFTトレカ」発行などの実績があり、2023年3月に仮想通貨取引所をローンチしています。

coinbookは、IEO銘柄NIDTを取引できる唯一の仮想通貨取引所です(DMMビットコインが取引サービスを停止中のため)。取引所サービス(板取引)で手数料を抑えて取引できます。

2024年には国内エンタメ企業が発行する「グローバルエンターテイメントトークン(GET)」のエアドロップに複数回対応したことでも注目を集めています。

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仮想通貨取引所coinbookとは|IEO銘柄NIDT上場やエアドロ実施で高まる存在感

1-1 NIDTの発行企業オーバースとは

NIDTを発行する株式会社オーバースは、2022年3月に新しいアイドルグループの創造に向け設立されたエンターテイメント関連の企画・開発企業。

アイドルプロジェクトのチームには、同社の共同創業者で松井証券取締役やSBI証券執行役員専務などを歴任した佐藤義仁氏や、同じく共同創業者で複数の証券会社やゲーム会社の社外取締役を歴任した澤昭人氏など、金融やエンタテイメント分野で実績を積んだメンバーが名を連ねています。

「ブロックチェーン技術とメタバースを利用した活動領域の拡大」をミッションとしており、仮想通貨NIDTやメタバースの活用を柱とした新たなアイドルグループ結成のためにIEOによる資金調達を実施しました。

アイドル文化の世界への発信を目標にIEOやメンバー選考を経て誕生したアイドルグループ「WHITE SCORPION」の育成も行っています。

2023年4月、NIDT上場に先んじて東証プライムに上場するブロックチェーン事業を行う株式会社gumiなどとの事業提携を発表。メタバースやWeb3.0関連の事業構築において協業する方針を示したことから、アイドルグループの活動拠点となるメタバースの活用においてプロジェクトの前進が期待されます。

1-2 DMMビットコイン廃業に伴いSBI VCトレードにNIDT上場へ

DMMビットコインは2024年12月、2025年春ごろを目途として全ての口座及び預かり資産をSBI VCトレードに移管し、その後廃業することを発表。同年5月にDMMビットコインで発生したBTCの不正流出事件の影響です。

SBI VCトレードが取扱っておらずDMMビットコインにて取扱っているNIDTを含む現物取引の14銘柄については、預かり資産の移管受け入れ前までに上場させる方針を示しています。

coinbookの板取引の流動性の低さを理由として、DMMビットコインの販売所サービスではNIDTの価格が極めて広いスプレッドで提示されており、実質的に購入できる状況にありませんでした。SBI VCトレードでの取扱い時においては状況の改善が望まれます。

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仮想通貨取引所SBI VCトレードとは|ステーキングなど資産運用サービスに強み

2.NIDTのIEO結果は

2023年3月に実施されたNIDTのIEOでは、事前に設定された目標調達額はDMMビットコインとcoinbookで7.5億円ずつの計15億円。

結果はDMMビットコインが約7億円、coinbookが約3.7億円、合計で約11億円と目標調達額には届きませんでした。当時、相場が低迷していたことや発行体のオーバース、仮想通貨取引所をローンチしたばかりのcoinbookが新興企業であることなどが原因として指摘されています。

その翌月にNIDTが両取引所に上場した際は、直後に価格が50%以上下落。販売価格の5円を大幅に割り、最安値1.47円をつけ、暗雲が垂れ込めます。しかし、プロジェクトが進行し全容が徐々に明らかになるにつれて価格は上昇に転じ、販売価格付近まで価格を戻しました

しばらく5円付近を推移していましたが、同年8月にIDOL3.0 PROJECTオーディションの候補者情報が発表されてからは急騰し、一時は公募価格のおおよそ20倍の100円台に。現在も34円をつけており、公募価格を大幅に上回っています

出典:coinbook

NIDTのIEOに関しては、短期間で暴落と暴騰を演じているため、現時点で成功裏に収めたと判断するのは早計かもしれません。今後の推移を見守る必要がありそうです。

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2-1 DMMビットコインのNIDT取引で極めて広いスプレッド

一方、NIDTの取引にあたり、DMMビットコインの販売所サービスにおいて極めて広いスプレッドが提示される事態となっており、一時は買い値と売り値で3倍近く差が開きました

出典:DMMビットコインの取引画面(2024/3/1時点)

これについて同社は、カバー先(顧客が行った取引量と同じ取引量を行う取引先)であるcoinbookの取引所サービスにおける流動性が低いことから過度な価格変動が生じる懸念があるとし、巨額の取引があった際に推計される価格変動幅をもとにスプレッドを提示していると説明しています。

【追記】:先述の通り、DMMビットコインは2025年春ごろをめどに廃業し、SBI VCトレードに口座と顧客資産の移管を実施予定です。それに伴いNIDTがSBI VCトレードに上場するため、広すぎるスプレッドの問題の快活が期待されます

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3.NIDT(ニッポンアイドルトークン)とは

NIDT(ニッポンアイドルトークン)は、2023年4月にDMMビットコインとcoinbookにて実施されたIEOにて上場した銘柄。イーサリアム(ETH)チェーン上で発行される「ERC-20」規格のユーティリティトークンであり、「IDOL3.0 PROJECT」で活用されます。

NIDTにはコンサート、オーバースが創造するアイドルグループのイベントのチケットやNFT(非代替性トークン)などの購入、投げ銭によりアイドル活動の応援・支援、ステーキングなどのユーティリティがあります

なお、ステーキングに関しては、現時点では対応していないため、今後取引所がステーキングサービスを提供開始した場合に当該サービスを通じて報酬を得られる見込みです。

また、投票によりアイドルグループの活動方針の意思決定に関与することも可能です。オーディション時のメンバー候補の選出の際などに、NIDTの保有者に投票権が与えられました。

さらに、NIDTの保有量に応じて限定NFTの付与や後述するファンクラブサイトを通じた様々な特典が付与されます

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4.NIDT活用の「IDOL3.0 PROJECT」とは

出典:オーバース

IDOL3.0 PROJECTは、アイドル文化を世界に発信することを念頭に、コンサートやイベントの開催のような従来のアイドル活動のみならず、仮想通貨・NFTやメタバースを活用した前例のない活動を展開するアイドルグループの運営を行います。

例えばメタバースにおいては、メタバース内に仮想コンサート会場・仮想スタジオ・仮想店舗等を設立しアイドル活動を展開する予定とされています。

運営体制も余念がなく、タレントマネジメント業務及びレーベル業務はキングレコードが担い、総合プロデューサーにはAKB48など多数のアイドルグループを手掛けた実績のある秋元康氏が就任。プロジェクトの推進において強力な体制が敷かれていることがわかります。

出典:NIDTホワイトペーパー

また、同プロジェクトでは、女性アイドルが卒業後に直面しやすい就業の難しさとそれに付随する不安を念頭に、卒業後の生計に対する不安を緩和させるために、発行するNIDTをグループでの活動実績に基づきメンバーに付与する予定としています。

この施策により、同社はメンバーが卒業後のキャリアについて不安を抱くことなくアイドル活動に専念でき、活動の質の向上が見込めると説明しています。

さらに、ファンクラブでは、アイドルファンのNIDT保有者にとっては魅力的な機能が盛り込まれており、結果として同プロジェクトを活気づける契機になり得ます。

例を挙げれば、メンバー選定など各種投票機能の他、スペシャルNFTの付与、NIDTの保有量・保有期間に応じた「推し活ポイント」の付与、さらには推し活ポイントに応じて決定する「ファンランク」などがあり、NIDTを購入するインセンティブとして機能するでしょう。

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5.NIDTで支援できるアイドルG「WHITE SCORPION」と「Rain Tree」

ここからは、IDOL3.0 PROJECTにおいて結成されたアイドルグループ「WHITE SCORPION」と「Rain Tree」について解説します。

両グループの動向が、NIDTの価値向上やIDOL3.0 PROJECTの成否のカギを握ると言ってよいでしょう。

5-1 WHITE SCORPION

2023年10月、半年間にわたるオーディションを経て約1万人の応募者の中から11名のメンバーが選ばれ結成した次世代のアイドルグループ「WHITE SCORPION」。純真さと強さを兼ね備えてほしいという思いから命名されました。

12歳~25歳と、他のアイドルグループと比較しても幅広い年齢のメンバーで構成される同グループは、前述の通り従来のアイドル活動のアップデートをテーマとし、コンサートやイベント出演などリアルでの活動に加え、メタバースなどインターネット空間の場でも活動を展開予定です。

活動は精力的に行われており、YouTubeで公開後わずか1週間で300万回再生を超えたデビュー曲『眼差しSniper』などシングル6枚とミニアルバム1枚をリリースしています。

5-2 Rain Tree

出典:株式会社NTTドコモ

Rain Treeは、2024年1月にデビューが予定されているアイドルグループです。IDOL3.0 PROJECTにおける2組目のグループに位置付けられます。

先述のWHITE SCORPION結成のために行われたオーディションの最終審査で、惜しくもデビューを逃した17名で結成。メンバーのデビューまでの道のりを、降雨時に葉を閉じて耐えて日が差すと葉を開く「レインツリー」に準え命名されました。

2025年1月にキングレコードより第一弾デジタルシングルの配信が決定しています。デビューに向けて動画配信アプリ「SHOWROOM」の配信や、テレビ・ラジオ出演などメディアでの露出を盛んに行っています。

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6.NIDTまとめ

DMMビットコインとcoinbookのIEOの第1弾プロジェクト「NIDT(ニッポンアイドルトークン)」と「IDOL3.0 PROJECT」について、IEOの結果やプロジェクト概要、「WHITE SCORPION」と「Rain Tree」の動向などを解説しました。

解説の重要ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • DMMビットコインとcoinbookが2023年3月に実施した初のIEO対象銘柄は「NIDT(ニッポンアイドルトークン)」
  • NIDTのIEOの調達額は約10億円と、目標金額の15億円を下回った
  • 上場直後に価格が急落し最安値1.47円をつけるも、しばらくして上昇に転じ、一時は公募価格のおおよそ20倍の100円台に
  • DMMビットコインの廃業予定に伴い、SBI VCトレードにNIDTが上場予定
  • NIDTは次世代のアイドル創造プロジェクト「IDOL3.0 PROJECT」にて活用される仮想通貨
  • 「IDOL3.0 PROJECT」では、仮想通貨・NFTやメタバースを活用した前例のない活動を展開するアイドルグループの運営を行う

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coindog編集長
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

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