バイナンス、6月を目途に日本でサービス開始へ

暗号資産(仮想通貨)の取次サービスを提供するサクラエクスチェンジビットコイン(以下、SEBC)は28日、提供中の国内取引所への取次サービスを5月31日をもって終了し、6月以降に新規サービス「Binance JAPAN(仮称)」を開始予定と発表した。

世界最大手の仮想通貨取引所バイナンスは2022年11月に、SEBCの全株式の取得および日本市場への参入を表明していた。

取次サービス終了スケジュール

SEBCは、5月31日正午をもって国内取引所への取次サービスを終了し、口座の利用を終了する。

SEBCは仮想通貨の出金サービスを提供していないため、利用者は注文申請締め切り日時までに仮想通貨の売却と、日本円の出金を行う必要がある。期日までに仮想通貨の売却が完了していない場合、6月5日のレートにて日本円に換金し6月14日までに銀行口座へ返金される。

国内取引所への取次サービス終了スケジュールは以下の通り。

出典:サクラエクスチェンジビットコイン

「Binance JAPAN(仮称)」について

「Binance JAPAN(仮称)」に利用にあたっては、SEBCの口座開設時に登録した情報は引き継がれないため、再度口座開設および本人確認を含む審査が必要となる。

6月以降にローンチ予定とされる「Binance JAPAN(仮称)」については現時点で取扱い銘柄などサービスの詳細は定かでない。SEBCが取次サービスで取扱う銘柄は以下の通り。

  • ビットコイン(BTC)
  • イーサリアム(ETH)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • イーサリアムクラシック(ETC)
  • XRP(リップル)
  • ライトコイン(LTC)
  • モナコイン(MONA)
  • ネム(XEM)
  • シンボル(XYM)
  • エイダ(ADA)
  • コスプレトークン(COT)
  • フレアネットワーク(FLR)

なお、先んじて日本市場に進出していたクラーケンは今年になり日本市場撤退を、コインベースは日本事業の全面的な見直しと既存顧客との取引停止を発表していた。いずれも仮想通貨市場の低迷を理由に挙げている。

関連記事:仮想通貨取引所コインベース、事実上の日本事業撤退を発表


参考:公式発表

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