NFTアートが券面の世界初のクレカ
株式会社丸井グループと株式会社1SECは27日、NFT(非代替性トークン)アートをカード券面に使用できるクレジットカードを開発したことを発表した。
この仕組みにより、1SECが展開するデジタルファッションレーベルのコレクション作品を使用した「MetaSamuraiエポスカード」の発行を同日より開始した。
両者は、2024年9月に資本業務提携契約を締結。1SECは、AI・XR・ブロックチェーン事業を展開する企業で、ブロックチェーン関連事業ではファンプラットフォーム「PEEEPS(ピープス)」を手がけている。
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メタマスク接続でNFTアートを券面に
「MetaSamuraiエポスカード」は、カード申込時にウォレット「メタマスク」を接続後、自らが所有する「MetaSamurai」のNFTアートを選択し、3種類の背景デザインを組み合わせて券面にできる「世界初のクレジットカード」だという。
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国際ブランドはVisa、年会費は無料。カード利用に応じてエポスポイントを貯めることができるほか、飲食店・テーマパークなどでの割引優待やライフステージサポートカード会員限定保険、海外トラベルサービス、家賃支払い・保証人サービスなどが付帯する。
今回の発表に際し丸井グループは「今後、当カードをはじめとした、リアルとデジタルの融合による一人ひとりの『好き』を応援する新たな『場』や『ツール』を両社で提供し続け、すべての人が『しあわせ』を感じられるインクルーシブな社会の実現に向け、取り組みを推進・拡大してまいります」と述べた。
丸井のブロックチェーン関連の取り組み
丸井グループは、以前より暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーンの普及に取り組んでいる。
2017年にはbitFlyerの「bitFlyer ウォレット」を採用し同社が保有する新宿マルイアネックスでビットコイン(BTC)決済を導入した。2024年3月にはエポスカード会員向けにセキュリティ・トークン社債を発行し、リターンの一部を会員に還元する取り組みを実施した。
参考:公式発表
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仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り