日本初のNFTセレクトショップ
NFTアーティストマネジメントやNFTギャラリー運営を行う株式会社PBADAOは27日、同社が運営するNFTギャラリー「EDGEoff 代官山」に、日本で初となるNFTセレクトショップを28日にオープンすることを発表した。
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2022年8月にオープンしたNFTギャラリー&コミュニティスペースEDGEoff代官山では、NFTクリエイター作品の実物展示やTシャツなどのグッズ販売が行われている。イベント期間中にはNFTクリエイターと直接会える場所として市場拡大のための拠点として活用される。
「NFTag」を活用
EDGEoff代官山にオープンするNFTセレクトショップでは、同社がセレクトするNFT作品に加え、これまでにEDGEoffで展示したNFTアーティストのグッズ販売も実施される。現時点で以下のNFTプロジェクトの販売を予定しており、今後も様々なプロジェクトおよびアイテムを追加する方針だ。
- BucketBear
- gimo
- 遊戯苑
- drools&pixels
- skaterJon
- DefCrew
店頭でNFTを購入するには、同日より販売開始となる「NFTag」を活用したカード型デジタルウォレットが必要。
PBADAOおよびStellarCapital合同会社が提供する「NFTag」は、その場で簡単にERCベースのウォレットアドレスを生成し、NFT(非代替性トークン)などの暗号資産(仮想通貨)を保有することが可能なサービスだ。
従来の「MetaMask」に代表されるウォレットでは、NFTを保有するために、アカウント作成、仮想通貨取引所の口座開設、イーサリアム(ETH)などの仮想通貨の送金、NFT購入といったプロセスを踏む必要があるが、NFTagを活用すれば日本円でカードを購入、専用端末(カードリーダー)に置くだけでウォレットを作成しNFTを保有できるという。
NFTagの第一弾限定アイテムとして、同社はクリプトアートのパイオニアとして世界的に知られるKevin Abosch(ケビン・アボッシュ)氏とコラボし、同氏の最新NFTコレクション「OPEN EDITION」モデルのカード型ウォレットを8枚限定で販売する。
「OPEN EDITION」は、数に上限がないNFTコレクションの総称。AIと共同制作された同氏のNFTコレクションは7089点の同一作品が2000人以上のコレクターによってミントされた。
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参考:公式発表
参考:NFTag公式サイト