※本記事はプロモーション広告を含みます。わからない用語は用語集をご参照ください。

大切な資産を守る「Ledger」の使い方

暗号資産(仮想通貨)のハッキングの手口が年々巧妙化しています。日本でも複数の業者が被害に見舞われたことを考慮しても、仮想通貨取引所に預けておくことが必ずしも安心とは言えない時代になりました。

仮想通貨を保管する環境の安全性確保は、全ての仮想通貨投資家にとってもはや他人事ではありません

本記事で紹介するハードウェアウォレット「Ledger」は、徹底したセキュリティ対策により過去に一度もハッキングを許していません。自身の資産を他者に預けることなく安全に自己管理するための最適なツールと言えます。

なぜ、Ledgerが選ばれるのかという視点で、その特徴、使い方、注意点などを解説。本記事を読めば、Ledgerやハードウェアウォレットについて、必要な知識を習得した上で使いこなせるようになるでしょう。

Ledgerの購入はこちらから

※なお、初期設定と実際の使い方の章は、仮想通貨メディア「JinaCoin」の記事を参考に解説しています。

    目次

  1. Ledgerウォレットとは?
  2. Ledgerウォレットの特徴
    1. 2-1 用途によって使い分けられる4種のモデル
    2. 2-2 独自技術で高度なセキュリティを実現
    3. 2-3 専用アプリ「Ledger LIVE」と連携
    4. 2-4 数千種類の仮想通貨に対応
    5. 2-5 外部ウォレットやDeFiとの接続も可能
  3. Ledgerウォレットシリーズ4種を徹底比較
    1. 3-1 入り口に最適な「Ledger Nano S Plus」
    2. 3-2 安価なコストと利便性を追求した「Ledger Nano X」
    3. 3-3 Nanoシリーズを凌駕する次世代モデル「Ledger Flex」
    4. 3-4 利便性を追求した最上級モデル「Ledger Stax」
    5. 3-5 Flex・Staxで強化されたセキュリティ
  4. Ledgerウォレットの初期設定方法
  5. Ledgerウォレットの使い方(基本操作・入金・送金)
  6. Ledgerウォレットの注意点
  7. まとめ:自分の資産は自分で守る時代──Ledgerウォレットで始める仮想通貨の自己管理

1.Ledgerウォレットとは?

出典:Ledger公式サイト

Ledgerは、フランスのLedger社が提供するハードウェアウォレット。常時インターネットに接続されたオンラインウォレットとは異なり、仮想通貨をオフラインで保管するためセキュリティレベルが極めて高いです。

また、Ledgerでは多くのハードウェアウォレットが採用するチップよりも安全性に優れたチップを使用するほか、セキュリティ対策を講じた独自開発のOSを採用。加えて、専門チームが徹底的なセキュリティテストを実施してきたことなどが奏功し、過去に一度もハッキングを許していません。

年々増加する取引所などのハッキング被害を背景とし、仮想通貨の「セルフカストディ(自己管理)」の必要性が叫ばれる中、Ledgerはその技術と実績が評価されハードウェアウォレット市場で最大手の一角を担っています。

出典:Ledger公式サイト

利便性にも定評があり、専用アプリ「Ledger LIVE」との連携により、仮想通貨の売買、スワップ、ステーキングも可能です。

Ledgerでは全4種のシリーズが提供されており、用途や予算に合わせて最適な製品を選んで使用することができます(「3.4種のLedgerシリーズを徹底比較」で解説)。

2.Ledgerウォレットの特徴

出典:Medium

この章では、Ledgerがなぜ多くのユーザーに選ばれているのかがわかるように、その主な特徴やメリットについてそれぞれ解説します。

2-1 用途によって使い分けられる4種のモデル

Ledgerでは、定番の2種のLedger Nanoシリーズのほか、新たに登場したタッチスクリーン搭載の「Ledger Stax」および「Ledger Flex」という、全4種のラインナップが提供されています。

コストパフォーマンスを重視するユーザーはNanoシリーズ、さらなる操作性・利便性を追求するユーザーはStax・Flexと、用途に合わせて使い分けることができます。

それぞれのモデルの機能の詳細は、「3.4種のLedgerシリーズを徹底比較」にて解説します。

2-2 独自技術で高度なセキュリティを実現

出典:Ledger公式ブログ

Ledgerはハードウェアウォレットのため、秘密鍵をデバイス内部に格納し外部に一切出さない設計になっています。トランザクションの署名もデバイス内で完結するため、ハッキングやマルウェアによるリスクを最小限に抑えられます。

また、多くのハードウェアウォレットでは汎用的な「MCU(マイコン)チップ」が使用されていますが、Ledgerでは「セキュアエレメント(SE)」というセキュリティ強化に重きを置いたチップが採用されています。

OSはLedger社が独自開発した「BOLOS」を使用。BOLOSは先述のセキュアエレメントチップ上で動作し、サイバー攻撃や不正操作を防ぐ仕組みが導入されています。

以上のことから、同社の製品開発には「セキュリティ第一」の姿勢が貫かれていることがわかります。

2-3 専用アプリ「Ledger LIVE」と連携

出典:Ledger公式サイト

Ledgerは専用アプリ「Ledger LIVE」と連携することで、資産の管理や送受信、売買・スワップ、ステーキングまで一元的に行えます。

直感的なUIで使いやすく、初心者でも迷わず操作できるでしょう。Ledger LIVEはPC版とスマホアプリがあります。

2-4 数千種類の仮想通貨に対応

Ledgerでは、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・XRP(リップル)など主要銘柄はもちろん、聞き慣れないようなマイナー通貨も含め、数千種類の仮想通貨に対応しています。

EVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーンの仮想通貨がメインのメタマスクなどと比較し、非常に多くのトークンの保管や取引ができる強みがあります。

2-5 外部ウォレットやDeFiとの接続も可能

出典:Ledger公式サイト

Ledgerはメタマスクを含む様々なプライベートウォレットと連携することも可能です。

その上で、連携した外部ウォレットをDeFi(分散型金融)プロトコルやNFTマーケットプレイスなどdAppsに接続し、Ledger内の仮想通貨を使って取引することができます。

これにより、利便性とセキュリティを両立した運用が可能になります。

Ledgerの購入はこちらから

3.Ledgerウォレットシリーズ4種を徹底比較

出典:Ledger公式サイト

この章では、全4種あるLedgerモデルを比較しつつ、それぞれの特徴を詳しく紹介します。

まず、特徴をまとめた以下の表をご覧ください。その上で、ひとつずつ詳細を解説していきます。

製品名 価格(2025年7月時点) 主な特徴 バッテリー Bluetooth 対応機種
Ledger Nano S Plus

13499円

  • 低価格
  • 初心者でも手軽に使用できる
  • ×

    ×

  • デスクトップ
  • Android
  • Ledger Nano X

    25499円

  • バッテリー搭載&Bluetooth対応
  • 外出先でも使いやすい
  • デスクトップ
  • Android
  • iOS
  • Ledger Flex

    42599円

  • 平面型タッチスクリーン搭載
  • NFTコレクションや画像
  • トランザクション情報を画面表示可能
  • 超薄型の次世代スマートウォレット
  • デスクトップ
  • Android
  • iOS
  • Ledger Stax

    68299円

  • 湾曲型タッチスクリーン搭載
  • NFTコレクションや画像の表示機能
  • トランザクション情報を画面表示可能
  • ワイヤレス充電対応のLedger最上位モデル
  • デスクトップ
  • Android
  • iOS
  • 3-1 入り口に最適な「Ledger Nano S Plus」

    出典:Ledger公式サイト

    Ledger Nanoシリーズは、その手頃な価格帯と利便性が支持され、世界の仮想通貨ユーザーに愛用されています。

    「Ledger Nano S Plus」は、シリーズの中で最も安価のため、コストパフォーマンスを重視するユーザー向けと言えます。

    後述の「Ledger Nano X」と比較すると、デザインや機能面では大きな違いはありませんが、バッテリー搭載がなく、BluetoothやiOSに非対応であることは注意点として抑えておきましょう。

    3-2 安価なコストと利便性を追求した「Ledger Nano X」

    出典:Ledger公式サイト

    Ledger Nanoシリーズの標準モデル「Ledger Nano X」は、バッテリー搭載により外出先でも仮想通貨の確認・取引などが可能です。

    さらに、「Ledger Nano S Plus」よりも容量が大きくより多くのアプリをインストールできるほか、Bluetoothにも対応するため利便性が増しています。

    利便性とコストのバランスから、最もおすすめできるモデルです。

    3-3 Nanoシリーズを凌駕する次世代モデル「Ledger Flex」

    出典:Ledger公式サイト

    「Ledger Flex」は、スクリーンサイズの拡張・タッチ操作の導入により、Nanoシリーズよりも操作性を飛躍的に向上させたモデルです。

    NFTや画像の画面表示機能という、デジタル資産のコレクターにとって嬉しい新機能も搭載。バッテリー容量もLedger Nano Xと比較し大幅に大きくなっているため、外出先でも容量を気にすることなく使用することができます。

    3-4 利便性を追求した最上級モデル「Ledger Stax」

    出典:Ledger公式サイト

    Ledger StaxはLedgerシリーズの最上位モデル。世界初の湾曲型E Inkタッチスクリーンにより、シームレスなセキュリティを提供しています。

    「Ledger Flex」の各種機能はそのままに、全4種のLedgerモデルで唯一、ワイヤレス充電機能が搭載されています。

    また、内蔵のマグネットによりデバイス同士を積み重ねることもできるため、例えばNFT保管用、仮想通貨保管用など用途ごとに同ウォレットを用意しまとめて保管することも可能です。

    3-5 Flex・Staxで強化されたセキュリティ

    出典:Ledger公式サイト

    「Ledger Stax」と「Ledger Flex」は、洗練されたデザインはもとより、大きな画面とタッチスクリーンが導入されたことで、Nanoシリーズよりも利便性が増したと説明しました。それらに加えて見逃せない点が、セキュリティのさらなる強化が図られたことです。

    FlexおよびStaxでは、「クリア署名機能」によりトランザクションデータを人間が判読可能な形で画面表示できるため、自身が署名する取引の内容を安全な画面上で認証することが可能です。

    通常、トランザクションデータは暗号化された状態でウォレットに表示されるため、人間には判読が困難です。そのため、「本当に自分が意図した取引なのか」が曖昧になりやすいという欠点があります。一方、クリア署名ではこの問題を解決するほか、詐欺や偽サイトによるトランザクション偽装を即座に検知できます。

    また、FlexとStaxでは「Ledger Security Key」というアプリと連携することで、外部の2要素認証サービスを利用せずともログインできるようになります。これにより、外的な要因によるセキュリティリスクの低減に役立ちます。

    Ledgerの購入はこちらから

    4.Ledgerウォレットの初期設定方法

    出典:Ledger公式ブログ

    Ledgerの各モデルの違いをご理解いただいたうえで、次は実際に使い始める前の初期設定を行いましょう。

    ここでは、Ledger Nano Xを例に説明します。以下の手順についてそれぞれ解説します。

    4-1 専用アプリ「Ledger LIVE」をインストール

    Ledger LIVEは、Ledgerハードウェアウォレットと連携させることで、資産の管理・送受信を一括管理できるアプリです。

    まずはLedgerの公式サイトより、アプリをダウンロードします。スマホアプリであれば、自身が利用する機種に合わせてAndroidかiOSかを選択します。

    出典:Ledger公式サイト

    次に、アプリを開き「はじめに」→「Legerを設定する」をタップ。

    出典:JinaCoin

    続いて「Nano X」→「新しいウォレットを作成する」をタップします。

    出典:JinaCoin

    ウォレットについての説明画面が表示されるので、横にスワイプして「始めましょう!」をタップします。

    出典:JinaCoin

    最後に「続行」→「了解!」の順にタップします。

    出典:JinaCoin
    4-2 PINコードの設定

    次に行うのが、PINコードの設定です。

    PINコードとは、端末のロックを解除するための暗証番号のこと。連続して間違えると初期化され、資産を復元するにはリカバリーフレーズが必要になるため注意しましょう。

    Ledger LIVEアプリで「次のステップ」をタップ。「PINコードは〜」にチェックを入れ、「PINコードの設定」をタップします。

    出典:JinaCoin

    PINコードの設定方法が書かれた画面が表示されます。ここからは、Ledger Nano X本体の操作に移ります。

    出典:JinaCoin

    本体の左ボタンを長押しして、Ledger nano Xを起動させます。画面が起動したら、右ボタンを押すとLedgerの操作方法をチェックできます。

    出典:JinaCoin

    「Press both buttons to select」が表示されるまで右ボタンを押したら、左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    右ボタンを押して「Set up as new device」まで進んだら、再度左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    「Choose PIN〜」が表示されたら、再度2つのボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    続いて、PINコードを4〜8桁で設定します。右左のボタンで数字を変更し、左右のボタンを同時に押して決定します。

    出典:JinaCoin

    最後に、PINコードの再入力を求められるので、設定した数字を再度選択して、左右のボタンを同時に押します。これでPINコードの設定は完了です。

    出典:JinaCoin
    4-3 リカバリーフレーズの記録

    続いて、リカバリーフレーズを記録します。

    リカバリーフレーズは秘密鍵そのものであるため、決して紛失したり他人に教えたりしてはいけません。紛失したら資産を取り出せなくなり、他人に教えると資産を抜き取られるリスクがあります。

    ここではLedger Nano本体に表示されるフレーズを付属品のリカバリーシートに書き写していきます。

    4-3-1 Ledger LIVEの操作

    まずはスマホアプリのLedger LIVEで操作を進めます。

    「他者が〜」にチェックを入れて「次のステップ」をタップします。

    出典:JinaCoin

    リバリーフレーズの設定方法が表示されるので、「リカバリーフレーズを確認する」をタップします。

    出典:JinaCoin

    4-3-2 Ledger Nano本体の操作

    次に、Ledger本体の操作を行います。「Write down〜」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    リカバリーフレーズについての注意書きが表示されるので、右ボタンを押して進んでいきましょう。

    「Press both〜」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    再度左右のボタンを同時に押すと、リカバリーフレーズの英単語が24個、順番に表示されるので付属品のシートに書き写します。次のワードの表示は右ボタン、前のワードに戻るときは左ボタンを押します。

    出典:JinaCoin

    24単語全て書き写したら、2つのボタンを同時に押し、記録したリカバリーフレーズの確認を行います。

    右ボタンを押し、書き写したフレーズに間違いがないか一つずつ確認しましょう。

    出典:JinaCoin

    間違いがなければ、左右のボタンを同時に押します。すると、リカバリーフレーズに関する注意書きが表示されるので右ボタンを押していって目を通します。

    要約すると、「リカバリーフレーズを紛失したり、流出したりすると資産を全て失う可能性があるため厳重に管理してください」といった内容です。

    「Press both〜」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    右ボタンを押してメニューを移動。「Go to the Dashboard」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    最後に、スマホアプリのLedger LIVEの画面に戻り、「完了」をタップします。

    4-4 Ledger nano XとLedger LIVEを接続

    次に、Ledger Nano本体とLedger LIVEを接続させます。接続はBluetoothを使って行います。

    4-4-1 Ledger LIVEの操作

    まず、スマホアプリLedger LIVEで「クイズをはじめる」をタップすると、Ledgerウォレットに関する3問のクイズが表示されるので、正しい選択肢を選択し回答していきます。

    出典:JinaCoin

    合格画面が表示されたら、「次のステップ」をタップします。「Nanoをペアリングする」→「Bluetoothとペアリングする」の順番でタップします。

    出典:JinaCoin

    表示されたデバイス名をタップしたら、Ledger Nano X本体の操作に移ります。

    出典:JinaCoin

    4-4-1 Ledger Nano本体の操作

    Ledger Nano X本体に認証用番号が表示されるので、スマホアプリに表示されている番号と一致しているかを確認。合っていれば左右のボタンを同時に押します。

    デバイスの認証チェックが行われるので完了したら、Ledger Nano X本体の左右のボタンを同時に押します。これでLedger nano XとLedger LIVEの接続は完了です。

    出典:JinaCoin
    4-5 Ledger nano Xに専用アプリをインストール

    Ledger本体で仮想通貨を送受信するためには、Ledger LIVE以外にも、各通貨ごとに用意された専用ウォレットアプリをインストールする必要があります。

    例えば、ビットコインをLedger本体で扱うには、ビットコイン専用のアプリをインストールします。

    専用アプリをインストールするにはまず、Ledger LIVEアプリのメニューから「My Ledger」を選択し、デバイス名をタップします。

    出典:JinaCoin

    「Allow Ledger〜」が表示されるので、左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    スマホ画面が切り替わるので、取り扱いたい仮想通貨の「+」をタップ。専用アプリをインストールできました。

    出典:JinaCoin

    Ledger Nano X本体のダッシュボードにも、専用のアプリが追加されたことが確認できます。

    出典:JinaCoin

    ただし、この時点ではまだ仮想通貨の管理や送受信はできません。インストールした専用アプリにアカウントの追加をする必要があります。

    4-6 Ledger Nano Xにアカウントを追加

    インストールした各仮想通貨の専用アプリに、アカウントを追加します。

    先ほどのアプリの画面の操作の続きで、「アカウントに移動」をタップ。一覧から専用アプリをインストールした仮想通貨を選択しましょう。

    出典:JinaCoin

    その後、Ledger Nano X本体の左右のボタンを同時に押すとアカウントが作成されます。

    表示されている通貨名の部分を右にスワイプすると、アカウント名を編集できます。アカウント名を設定後、「続行」をタップすれば作業完了です。

    出典:JinaCoin

    「資産を見る」からアカウント情報をチェックできます。以上で、実際に仮想通貨を管理・送受信・取引する準備が整いました。

    出典:JinaCoin

    5.Ledgerウォレットの使い方(基本操作・入金・送金)

    出典:Ledger公式サイト

    初期設定を終えたら、実際にLedger Nanoを使ってみましょう。

    本章では、各種ボタンの説明・仮想通貨の入出金の操作方法をそれぞれ解説していきます。

    5-1 基本的な操作方法

    まずは、Ledger Nano X本体の操作方法を抑えておきましょう。

    5-1-1 各種ボタンについて

    本体の操作は、左右2種類のボタンを押すだけの非常にシンプルな仕様です。

    • 左ボタン:メニューの選択(戻る)
    • 右ボタン:メニューの選択(進む)
    • 左右ボタンの同時押し:決定・エンター
    出典:JinaCoin

    5-1-2 Ledger Nanoの起動方法

    Ledger Nano Xを起動するには、左ボタンを長押しします。起動したら、PINコードの入力を求められるため、ボタンを押して入力します。

    出典:JinaCoin

    5-1-3 Ledger Nano本体の電源の切り方

    ダッシュボードから「Control Center」を選択し左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    次に、左右のボタンを長押しします。

    出典:JinaCoin

    続いて、右ボタンでメニューを移動し「Power Off」を選択・エンターで電源を切ることができます。

    5-2 仮想通貨の入金方法

    外部からLedger Nanoに仮想通貨を入金する方法を解説していきます。

    ここでは例として、手数料無料で仮想通貨を送金できる希有な仮想通貨取引所である、SBI VCトレードからイーサリアム(ETH)を送金する方法を紹介。

    仮想通貨取引所SBI VCトレードとは|ステーキングなど資産運用サービスに強み

    5-2-1 入金する仮想通貨を選択

    Ledger LIVEアプリの「ウォレット」から「Ethereum」をタップした後、「受け取る」をタップします。

    出典:JinaCoin

    作成したイーサリアムアカウントをタップ後、「アドレスを認証」をタップします。

    出典:JinaCoin

    次に、Ledger Nano本体の表示が「Open app Ethereum」になったら左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    続いて、Ledger Nano本体の右ボタンを押して画面表示を切り替え、「Approve」の画面で左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    5-2-2 入金アドレスを取得する

    上記のLedger Nano本体の操作を終えると、Ledger LIVEアプリに入金アドレスが表示されます。

    「アドレスをコピー」をタップするとイーサリアムアドレスを取得できます。

    出典:JinaCoin

    5-2-3 SBI VCトレードからLedger NanoにETHを送金

    Ledger LIVEアプリでETHアドレスを取得したら、SBI VCトレードの送金画面でペーストして送金します。

    SBI VCトレードから仮想通貨を送金する手順については、以下の記事でわかりやすく図解していますのでご覧ください。

    ビットコインなど仮想通貨の送金方法|知らないと資産を失う罠とは

    SBI VCトレードの無料口座開設はこちら

    5-3 仮想通貨の送金方法

    Ledger Nano Xから外部に仮想通貨を送金する方法を解説します。

    5-3-1 出金先のアドレスを取得

    仮想通貨取引所やMetaMaskなどの他のプライベートウォレットの画面を開き、ETHのアドレスを取得します。

    例えば、SBI VCトレードで仮想通貨ETHを入金する手順としては、公式アプリの「資産 / 入出金」から「ETHを受け取る」を選択し、アドレスを取得できます。

    MetaMaskの操作方法については、以下の記事でわかりやすく図解していますのでご覧ください。

    MetaMask(メタマスク)とは|使い方や便利機能を易しく図解

    5-3-2 出金する仮想通貨を選択

    送金先のアドレスを取得したら、Ledger LIVEアプリで出金する仮想通貨を選びます。

    「ウォレット」から「Ethereum」をタップし、「送付」を選択します。

    出典:JinaCoin

    先ほどコピーしたアドレスをペーストし「続行」をタップ。次に、希望する出金数量を設定して「続行」をタップします。

    出典:JinaCoin

    続いて、出金速度を3段階から選択。イーサリアムネットワークでは、ガス代の高いトランザクションほど優先的に承認作業が行われます。

    選択したら「続行」をタップします。

    出典:JinaCoin

    5-3-3 Ledger Nano本体で出金を承認

    Ledger Nano本体で左右のボタンを同時に押します。

    出典:JinaCoin

    Ledger LIVEアプリでトランザクション詳細が表示されるので、Ledger Nano X本体の左右ボタンを同時に押します。これで出金作業は完了です。

    出典:JinaCoin

    Ledgerの購入はこちらから

    6.Ledgerウォレットの注意点

    Ledgerは高いセキュリティ性を誇るハードウェアウォレットですが、適切に使わなければ資産を失うリスクもゼロではありません。

    この章では、Ledgerを安全に使い続けるために知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。初心者の方も、すでに利用中の方も、今一度チェックしておきましょう。

    6-1 Ledger本体の紛失・破損のリスク

    Ledger自体はハードウェアなので、紛失や破損のリスクもあります。そのため、あらかじめ複数のリカバリーフレーズのバックアップを安全な場所に保管しておくことが重要です。

    保管場所を分散することで、火災・盗難など物理的リスクへの備えにもなります。

    6-2 リカバリーフレーズの管理は厳重に

    Ledgerを初期設定すると、24語のリカバリーフレーズ(シードフレーズ)が生成されます。

    これは秘密鍵そのものであり、Ledger本体が壊れたり紛失したりしても、このフレーズさえあれば資産を復元できます。ただし、悪意のある第三者に知られれば全ての資産を奪われる可能性があるため、絶対にオンラインやクラウドには保存しないようにしましょう。

    紙に書いてオフラインで保管するのが基本です。

    6-3 Ledger LIVEや連携ウォレットは公式サイトからのみダウンロード

    Ledger LIVEやメタマスクなどの連携ウォレットを利用する際は、必ず公式サイトにてリンクされた正規のアプリ・拡張機能を使用してください。

    検索エンジン経由で偽サイトに誘導されるケースが増えており、ダウンロードした偽アプリ経由で資産を盗まれる被害も報告されています。

    6-4 オンラインウォレットと混在させない

    Ledgerとメタマスクなどの外部ウォレットを連携させた場合、メタマスク上ではLedgerと連携した安全なアカウントと、そうでない通常のホットウォレットのアカウントが同時に存在することになります。

    Ledgerと併用する場合は、アカウントを明確に区別し、取引や送金の際にはどのアカウントで操作しているのかを必ず確認しましょう。

    誤ってセキュリティの低いホットウォレットを使うと、資産が危険にさらされるリスクが高まります。

    6-5 不審なトランザクションに署名しない

    DeFiの利用時やNFTの取引時には、スマートコントラクトへの署名を求められる場面があります。

    Ledgerはその内容をデバイス上に表示しますが、内容が不明な場合や怪しい操作を求められた場合は、決して署名しないことが大切です。

    詐欺トランザクションに署名してしまうと、資産を失うリスクがあります。

    7.まとめ:自分の資産は自分で守る時代──Ledgerウォレットで始める仮想通貨の自己管理

    仮想通貨のハッキングの脅威が迫る中、自分の資産を自分で守る重要性がかつてないほど高まっています。Ledgerウォレットは、強固なセキュリティと使いやすさを兼ね備えたハードウェアウォレットとして、多くのユーザーに選ばれています。

    クリア署名やセキュアエレメントチップなどの技術により、取引内容を安全に確認・承認できる点は大きな安心材料と言えます。また、Ledger LIVEとの連携による利便性も見逃せません。

    用途や予算に応じて最適なモデルを選べるのもLedgerシリーズの魅力。資産を安全に保管する第一歩として、Ledgerの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

    仮想通貨取引所おすすめ14社ランキング|元業界関係者が選び方を直伝

    国内取引所のIEO予定銘柄まとめ、躍進する仮想通貨はどれ?

    GMOコインIEO:NOT A HOTEL COIN(NAC)とは|初のRWA銘柄の将来性

    IEO銘柄「NIDT(ニッポンアイドルトークン)」とは|秋元康監修アイドルGの仮想通貨

    無料配布中の仮想通貨ワールドコイン(WLD)とは|もらい方や将来性など徹底解説

    タダで10万円も夢じゃない!仮想通貨ビットコインを無料でもらう方法12選


    参考:Ledger公式サイト

    参考:JinaCoin

    coindog編集長
    仮想通貨ブロガー/投資家
    早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

    関連記事

    MetaMask(メタマスク)とは|使い方や便利機能をやさしく図解

    ビットコインなど仮想通貨の送金方法|知らないと資産を失う罠とは

    知られざるプラチナ投資の魅力|仮想通貨「ジパングコイン」が開く新世界

    「金神話に一石」銀(シルバー)投資の新潮流|ジパングコインで広がる選択肢

    金(ゴールド)投資で資産を守る時代へ|「ジパングコイン」という新たな選択肢も

    【完全版】仮想通貨用語集|初心者~上級者まで支える必携リスト