※本記事はプロモーション広告を含みます。わからない用語は用語集をご参照ください。
大切な資産を守る「Ledger」の使い方
暗号資産(仮想通貨)のハッキングの手口が年々巧妙化しています。日本でも複数の業者が被害に見舞われたことを考慮しても、仮想通貨取引所に預けておくことが必ずしも安心とは言えない時代になりました。
仮想通貨を保管する環境の安全性確保は、全ての仮想通貨投資家にとってもはや他人事ではありません。
本記事で紹介するハードウェアウォレット「Ledger」は、徹底したセキュリティ対策により過去に一度もハッキングを許していません。自身の資産を他者に預けることなく安全に自己管理するための最適なツールと言えます。
なぜ、Ledgerが選ばれるのかという視点で、その特徴、使い方、注意点などを解説。本記事を読めば、Ledgerやハードウェアウォレットについて、必要な知識を習得した上で使いこなせるようになるでしょう。
※なお、初期設定と実際の使い方の章は、仮想通貨メディア「JinaCoin」の記事を参考に解説しています。
- Ledgerウォレットとは?
- Ledgerウォレットの特徴
- 2-1 用途によって使い分けられる4種のモデル
- 2-2 独自技術で高度なセキュリティを実現
- 2-3 専用アプリ「Ledger LIVE」と連携
- 2-4 数千種類の仮想通貨に対応
- 2-5 外部ウォレットやDeFiとの接続も可能
- Ledgerウォレットシリーズ4種を徹底比較
- 3-1 入り口に最適な「Ledger Nano S Plus」
- 3-2 安価なコストと利便性を追求した「Ledger Nano X」
- 3-3 Nanoシリーズを凌駕する次世代モデル「Ledger Flex」
- 3-4 利便性を追求した最上級モデル「Ledger Stax」
- 3-5 Flex・Staxで強化されたセキュリティ
- Ledgerウォレットの初期設定方法
- Ledgerウォレットの使い方(基本操作・入金・送金)
- Ledgerウォレットの注意点
- まとめ:自分の資産は自分で守る時代──Ledgerウォレットで始める仮想通貨の自己管理
目次
1.Ledgerウォレットとは?

Ledgerは、フランスのLedger社が提供するハードウェアウォレット。常時インターネットに接続されたオンラインウォレットとは異なり、仮想通貨をオフラインで保管するためセキュリティレベルが極めて高いです。
また、Ledgerでは多くのハードウェアウォレットが採用するチップよりも安全性に優れたチップを使用するほか、セキュリティ対策を講じた独自開発のOSを採用。加えて、専門チームが徹底的なセキュリティテストを実施してきたことなどが奏功し、過去に一度もハッキングを許していません。
年々増加する取引所などのハッキング被害を背景とし、仮想通貨の「セルフカストディ(自己管理)」の必要性が叫ばれる中、Ledgerはその技術と実績が評価されハードウェアウォレット市場で最大手の一角を担っています。

利便性にも定評があり、専用アプリ「Ledger LIVE」との連携により、仮想通貨の売買、スワップ、ステーキングも可能です。
Ledgerでは全4種のシリーズが提供されており、用途や予算に合わせて最適な製品を選んで使用することができます(「3.4種のLedgerシリーズを徹底比較」で解説)。
2.Ledgerウォレットの特徴

この章では、Ledgerがなぜ多くのユーザーに選ばれているのかがわかるように、その主な特徴やメリットについてそれぞれ解説します。
2-1 用途によって使い分けられる4種のモデル
Ledgerでは、定番の2種のLedger Nanoシリーズのほか、新たに登場したタッチスクリーン搭載の「Ledger Stax」および「Ledger Flex」という、全4種のラインナップが提供されています。
コストパフォーマンスを重視するユーザーはNanoシリーズ、さらなる操作性・利便性を追求するユーザーはStax・Flexと、用途に合わせて使い分けることができます。
それぞれのモデルの機能の詳細は、「3.4種のLedgerシリーズを徹底比較」にて解説します。
2-2 独自技術で高度なセキュリティを実現

Ledgerはハードウェアウォレットのため、秘密鍵をデバイス内部に格納し外部に一切出さない設計になっています。トランザクションの署名もデバイス内で完結するため、ハッキングやマルウェアによるリスクを最小限に抑えられます。
また、多くのハードウェアウォレットでは汎用的な「MCU(マイコン)チップ」が使用されていますが、Ledgerでは「セキュアエレメント(SE)」というセキュリティ強化に重きを置いたチップが採用されています。
OSはLedger社が独自開発した「BOLOS」を使用。BOLOSは先述のセキュアエレメントチップ上で動作し、サイバー攻撃や不正操作を防ぐ仕組みが導入されています。
以上のことから、同社の製品開発には「セキュリティ第一」の姿勢が貫かれていることがわかります。
2-3 専用アプリ「Ledger LIVE」と連携

Ledgerは専用アプリ「Ledger LIVE」と連携することで、資産の管理や送受信、売買・スワップ、ステーキングまで一元的に行えます。
直感的なUIで使いやすく、初心者でも迷わず操作できるでしょう。Ledger LIVEはPC版とスマホアプリがあります。
2-4 数千種類の仮想通貨に対応
Ledgerでは、ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)・XRP(リップル)など主要銘柄はもちろん、聞き慣れないようなマイナー通貨も含め、数千種類の仮想通貨に対応しています。
EVM(イーサリアム仮想マシン)互換チェーンの仮想通貨がメインのメタマスクなどと比較し、非常に多くのトークンの保管や取引ができる強みがあります。
2-5 外部ウォレットやDeFiとの接続も可能

Ledgerはメタマスクを含む様々なプライベートウォレットと連携することも可能です。
その上で、連携した外部ウォレットをDeFi(分散型金融)プロトコルやNFTマーケットプレイスなどdAppsに接続し、Ledger内の仮想通貨を使って取引することができます。
これにより、利便性とセキュリティを両立した運用が可能になります。
3.Ledgerウォレットシリーズ4種を徹底比較

この章では、全4種あるLedgerモデルを比較しつつ、それぞれの特徴を詳しく紹介します。
まず、特徴をまとめた以下の表をご覧ください。その上で、ひとつずつ詳細を解説していきます。
製品名 | 価格(2025年7月時点) | 主な特徴 | バッテリー | Bluetooth | 対応機種 |
---|---|---|---|---|---|
Ledger Nano S Plus |
13499円 |
|
× |
× |
|
Ledger Nano X |
25499円 |
|
〇 |
〇 |
|
Ledger Flex |
42599円 |
|
〇 |
〇 |
|
Ledger Stax |
68299円 |
|
〇 |
〇 |
|
3-1 入り口に最適な「Ledger Nano S Plus」

Ledger Nanoシリーズは、その手頃な価格帯と利便性が支持され、世界の仮想通貨ユーザーに愛用されています。
「Ledger Nano S Plus」は、シリーズの中で最も安価のため、コストパフォーマンスを重視するユーザー向けと言えます。
後述の「Ledger Nano X」と比較すると、デザインや機能面では大きな違いはありませんが、バッテリー搭載がなく、BluetoothやiOSに非対応であることは注意点として抑えておきましょう。
3-2 安価なコストと利便性を追求した「Ledger Nano X」

Ledger Nanoシリーズの標準モデル「Ledger Nano X」は、バッテリー搭載により外出先でも仮想通貨の確認・取引などが可能です。
さらに、「Ledger Nano S Plus」よりも容量が大きくより多くのアプリをインストールできるほか、Bluetoothにも対応するため利便性が増しています。
利便性とコストのバランスから、最もおすすめできるモデルです。
3-3 Nanoシリーズを凌駕する次世代モデル「Ledger Flex」

「Ledger Flex」は、スクリーンサイズの拡張・タッチ操作の導入により、Nanoシリーズよりも操作性を飛躍的に向上させたモデルです。
NFTや画像の画面表示機能という、デジタル資産のコレクターにとって嬉しい新機能も搭載。バッテリー容量もLedger Nano Xと比較し大幅に大きくなっているため、外出先でも容量を気にすることなく使用することができます。
3-4 利便性を追求した最上級モデル「Ledger Stax」

Ledger StaxはLedgerシリーズの最上位モデル。世界初の湾曲型E Inkタッチスクリーンにより、シームレスなセキュリティを提供しています。
「Ledger Flex」の各種機能はそのままに、全4種のLedgerモデルで唯一、ワイヤレス充電機能が搭載されています。
また、内蔵のマグネットによりデバイス同士を積み重ねることもできるため、例えばNFT保管用、仮想通貨保管用など用途ごとに同ウォレットを用意しまとめて保管することも可能です。
3-5 Flex・Staxで強化されたセキュリティ

「Ledger Stax」と「Ledger Flex」は、洗練されたデザインはもとより、大きな画面とタッチスクリーンが導入されたことで、Nanoシリーズよりも利便性が増したと説明しました。それらに加えて見逃せない点が、セキュリティのさらなる強化が図られたことです。
FlexおよびStaxでは、「クリア署名機能」によりトランザクションデータを人間が判読可能な形で画面表示できるため、自身が署名する取引の内容を安全な画面上で認証することが可能です。
通常、トランザクションデータは暗号化された状態でウォレットに表示されるため、人間には判読が困難です。そのため、「本当に自分が意図した取引なのか」が曖昧になりやすいという欠点があります。一方、クリア署名ではこの問題を解決するほか、詐欺や偽サイトによるトランザクション偽装を即座に検知できます。
また、FlexとStaxでは「Ledger Security Key」というアプリと連携することで、外部の2要素認証サービスを利用せずともログインできるようになります。これにより、外的な要因によるセキュリティリスクの低減に役立ちます。
4.Ledgerウォレットの初期設定方法

Ledgerの各モデルの違いをご理解いただいたうえで、次は実際に使い始める前の初期設定を行いましょう。
ここでは、Ledger Nano Xを例に説明します。以下の手順についてそれぞれ解説します。
4-1 専用アプリ「Ledger LIVE」をインストール
Ledger LIVEは、Ledgerハードウェアウォレットと連携させることで、資産の管理・送受信を一括管理できるアプリです。
まずはLedgerの公式サイトより、アプリをダウンロードします。スマホアプリであれば、自身が利用する機種に合わせてAndroidかiOSかを選択します。

次に、アプリを開き「はじめに」→「Legerを設定する」をタップ。

続いて「Nano X」→「新しいウォレットを作成する」をタップします。

ウォレットについての説明画面が表示されるので、横にスワイプして「始めましょう!」をタップします。

最後に「続行」→「了解!」の順にタップします。

4-2 PINコードの設定
次に行うのが、PINコードの設定です。
PINコードとは、端末のロックを解除するための暗証番号のこと。連続して間違えると初期化され、資産を復元するにはリカバリーフレーズが必要になるため注意しましょう。
Ledger LIVEアプリで「次のステップ」をタップ。「PINコードは〜」にチェックを入れ、「PINコードの設定」をタップします。

PINコードの設定方法が書かれた画面が表示されます。ここからは、Ledger Nano X本体の操作に移ります。

本体の左ボタンを長押しして、Ledger nano Xを起動させます。画面が起動したら、右ボタンを押すとLedgerの操作方法をチェックできます。

「Press both buttons to select」が表示されるまで右ボタンを押したら、左右のボタンを同時に押します。

右ボタンを押して「Set up as new device」まで進んだら、再度左右のボタンを同時に押します。

「Choose PIN〜」が表示されたら、再度2つのボタンを同時に押します。

続いて、PINコードを4〜8桁で設定します。右左のボタンで数字を変更し、左右のボタンを同時に押して決定します。

最後に、PINコードの再入力を求められるので、設定した数字を再度選択して、左右のボタンを同時に押します。これでPINコードの設定は完了です。

4-3 リカバリーフレーズの記録
続いて、リカバリーフレーズを記録します。
リカバリーフレーズは秘密鍵そのものであるため、決して紛失したり他人に教えたりしてはいけません。紛失したら資産を取り出せなくなり、他人に教えると資産を抜き取られるリスクがあります。
ここではLedger Nano本体に表示されるフレーズを付属品のリカバリーシートに書き写していきます。
4-3-1 Ledger LIVEの操作
まずはスマホアプリのLedger LIVEで操作を進めます。
「他者が〜」にチェックを入れて「次のステップ」をタップします。

リバリーフレーズの設定方法が表示されるので、「リカバリーフレーズを確認する」をタップします。

4-3-2 Ledger Nano本体の操作
次に、Ledger本体の操作を行います。「Write down〜」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

リカバリーフレーズについての注意書きが表示されるので、右ボタンを押して進んでいきましょう。
「Press both〜」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

再度左右のボタンを同時に押すと、リカバリーフレーズの英単語が24個、順番に表示されるので付属品のシートに書き写します。次のワードの表示は右ボタン、前のワードに戻るときは左ボタンを押します。

24単語全て書き写したら、2つのボタンを同時に押し、記録したリカバリーフレーズの確認を行います。
右ボタンを押し、書き写したフレーズに間違いがないか一つずつ確認しましょう。

間違いがなければ、左右のボタンを同時に押します。すると、リカバリーフレーズに関する注意書きが表示されるので右ボタンを押していって目を通します。
要約すると、「リカバリーフレーズを紛失したり、流出したりすると資産を全て失う可能性があるため厳重に管理してください」といった内容です。
「Press both〜」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

右ボタンを押してメニューを移動。「Go to the Dashboard」が表示されたら、左右のボタンを同時に押します。

最後に、スマホアプリのLedger LIVEの画面に戻り、「完了」をタップします。
4-4 Ledger nano XとLedger LIVEを接続
次に、Ledger Nano本体とLedger LIVEを接続させます。接続はBluetoothを使って行います。
4-4-1 Ledger LIVEの操作
まず、スマホアプリLedger LIVEで「クイズをはじめる」をタップすると、Ledgerウォレットに関する3問のクイズが表示されるので、正しい選択肢を選択し回答していきます。

合格画面が表示されたら、「次のステップ」をタップします。「Nanoをペアリングする」→「Bluetoothとペアリングする」の順番でタップします。

表示されたデバイス名をタップしたら、Ledger Nano X本体の操作に移ります。

4-4-1 Ledger Nano本体の操作
Ledger Nano X本体に認証用番号が表示されるので、スマホアプリに表示されている番号と一致しているかを確認。合っていれば左右のボタンを同時に押します。
デバイスの認証チェックが行われるので完了したら、Ledger Nano X本体の左右のボタンを同時に押します。これでLedger nano XとLedger LIVEの接続は完了です。

4-5 Ledger nano Xに専用アプリをインストール
Ledger本体で仮想通貨を送受信するためには、Ledger LIVE以外にも、各通貨ごとに用意された専用ウォレットアプリをインストールする必要があります。
例えば、ビットコインをLedger本体で扱うには、ビットコイン専用のアプリをインストールします。
専用アプリをインストールするにはまず、Ledger LIVEアプリのメニューから「My Ledger」を選択し、デバイス名をタップします。

「Allow Ledger〜」が表示されるので、左右のボタンを同時に押します。

スマホ画面が切り替わるので、取り扱いたい仮想通貨の「+」をタップ。専用アプリをインストールできました。

Ledger Nano X本体のダッシュボードにも、専用のアプリが追加されたことが確認できます。

ただし、この時点ではまだ仮想通貨の管理や送受信はできません。インストールした専用アプリにアカウントの追加をする必要があります。
4-6 Ledger Nano Xにアカウントを追加
インストールした各仮想通貨の専用アプリに、アカウントを追加します。
先ほどのアプリの画面の操作の続きで、「アカウントに移動」をタップ。一覧から専用アプリをインストールした仮想通貨を選択しましょう。

その後、Ledger Nano X本体の左右のボタンを同時に押すとアカウントが作成されます。
表示されている通貨名の部分を右にスワイプすると、アカウント名を編集できます。アカウント名を設定後、「続行」をタップすれば作業完了です。

「資産を見る」からアカウント情報をチェックできます。以上で、実際に仮想通貨を管理・送受信・取引する準備が整いました。

5.Ledgerウォレットの使い方(基本操作・入金・送金)

初期設定を終えたら、実際にLedger Nanoを使ってみましょう。
本章では、各種ボタンの説明・仮想通貨の入出金の操作方法をそれぞれ解説していきます。
5-1 基本的な操作方法
まずは、Ledger Nano X本体の操作方法を抑えておきましょう。
5-1-1 各種ボタンについて
本体の操作は、左右2種類のボタンを押すだけの非常にシンプルな仕様です。
- 左ボタン:メニューの選択(戻る)
- 右ボタン:メニューの選択(進む)
- 左右ボタンの同時押し:決定・エンター

5-1-2 Ledger Nanoの起動方法
Ledger Nano Xを起動するには、左ボタンを長押しします。起動したら、PINコードの入力を求められるため、ボタンを押して入力します。

5-1-3 Ledger Nano本体の電源の切り方
ダッシュボードから「Control Center」を選択し左右のボタンを同時に押します。

次に、左右のボタンを長押しします。

続いて、右ボタンでメニューを移動し「Power Off」を選択・エンターで電源を切ることができます。
5-2 仮想通貨の入金方法
外部からLedger Nanoに仮想通貨を入金する方法を解説していきます。
ここでは例として、手数料無料で仮想通貨を送金できる希有な仮想通貨取引所である、SBI VCトレードからイーサリアム(ETH)を送金する方法を紹介。
5-2-1 入金する仮想通貨を選択
Ledger LIVEアプリの「ウォレット」から「Ethereum」をタップした後、「受け取る」をタップします。

作成したイーサリアムアカウントをタップ後、「アドレスを認証」をタップします。

次に、Ledger Nano本体の表示が「Open app Ethereum」になったら左右のボタンを同時に押します。

続いて、Ledger Nano本体の右ボタンを押して画面表示を切り替え、「Approve」の画面で左右のボタンを同時に押します。

5-2-2 入金アドレスを取得する
上記のLedger Nano本体の操作を終えると、Ledger LIVEアプリに入金アドレスが表示されます。
「アドレスをコピー」をタップするとイーサリアムアドレスを取得できます。

5-2-3 SBI VCトレードからLedger NanoにETHを送金
Ledger LIVEアプリでETHアドレスを取得したら、SBI VCトレードの送金画面でペーストして送金します。
SBI VCトレードから仮想通貨を送金する手順については、以下の記事でわかりやすく図解していますのでご覧ください。
5-3 仮想通貨の送金方法
Ledger Nano Xから外部に仮想通貨を送金する方法を解説します。
5-3-1 出金先のアドレスを取得
仮想通貨取引所やMetaMaskなどの他のプライベートウォレットの画面を開き、ETHのアドレスを取得します。
例えば、SBI VCトレードで仮想通貨ETHを入金する手順としては、公式アプリの「資産 / 入出金」から「ETHを受け取る」を選択し、アドレスを取得できます。
MetaMaskの操作方法については、以下の記事でわかりやすく図解していますのでご覧ください。
5-3-2 出金する仮想通貨を選択
送金先のアドレスを取得したら、Ledger LIVEアプリで出金する仮想通貨を選びます。
「ウォレット」から「Ethereum」をタップし、「送付」を選択します。

先ほどコピーしたアドレスをペーストし「続行」をタップ。次に、希望する出金数量を設定して「続行」をタップします。

続いて、出金速度を3段階から選択。イーサリアムネットワークでは、ガス代の高いトランザクションほど優先的に承認作業が行われます。
選択したら「続行」をタップします。

5-3-3 Ledger Nano本体で出金を承認
Ledger Nano本体で左右のボタンを同時に押します。

Ledger LIVEアプリでトランザクション詳細が表示されるので、Ledger Nano X本体の左右ボタンを同時に押します。これで出金作業は完了です。

6.Ledgerウォレットの注意点
Ledgerは高いセキュリティ性を誇るハードウェアウォレットですが、適切に使わなければ資産を失うリスクもゼロではありません。
この章では、Ledgerを安全に使い続けるために知っておくべき注意点をわかりやすく解説します。初心者の方も、すでに利用中の方も、今一度チェックしておきましょう。
6-1 Ledger本体の紛失・破損のリスク
Ledger自体はハードウェアなので、紛失や破損のリスクもあります。そのため、あらかじめ複数のリカバリーフレーズのバックアップを安全な場所に保管しておくことが重要です。
保管場所を分散することで、火災・盗難など物理的リスクへの備えにもなります。
6-2 リカバリーフレーズの管理は厳重に
Ledgerを初期設定すると、24語のリカバリーフレーズ(シードフレーズ)が生成されます。
これは秘密鍵そのものであり、Ledger本体が壊れたり紛失したりしても、このフレーズさえあれば資産を復元できます。ただし、悪意のある第三者に知られれば全ての資産を奪われる可能性があるため、絶対にオンラインやクラウドには保存しないようにしましょう。
紙に書いてオフラインで保管するのが基本です。
6-3 Ledger LIVEや連携ウォレットは公式サイトからのみダウンロード
Ledger LIVEやメタマスクなどの連携ウォレットを利用する際は、必ず公式サイトにてリンクされた正規のアプリ・拡張機能を使用してください。
検索エンジン経由で偽サイトに誘導されるケースが増えており、ダウンロードした偽アプリ経由で資産を盗まれる被害も報告されています。
6-4 オンラインウォレットと混在させない
Ledgerとメタマスクなどの外部ウォレットを連携させた場合、メタマスク上ではLedgerと連携した安全なアカウントと、そうでない通常のホットウォレットのアカウントが同時に存在することになります。
Ledgerと併用する場合は、アカウントを明確に区別し、取引や送金の際にはどのアカウントで操作しているのかを必ず確認しましょう。
誤ってセキュリティの低いホットウォレットを使うと、資産が危険にさらされるリスクが高まります。
6-5 不審なトランザクションに署名しない
DeFiの利用時やNFTの取引時には、スマートコントラクトへの署名を求められる場面があります。
Ledgerはその内容をデバイス上に表示しますが、内容が不明な場合や怪しい操作を求められた場合は、決して署名しないことが大切です。
詐欺トランザクションに署名してしまうと、資産を失うリスクがあります。
7.まとめ:自分の資産は自分で守る時代──Ledgerウォレットで始める仮想通貨の自己管理
仮想通貨のハッキングの脅威が迫る中、自分の資産を自分で守る重要性がかつてないほど高まっています。Ledgerウォレットは、強固なセキュリティと使いやすさを兼ね備えたハードウェアウォレットとして、多くのユーザーに選ばれています。
クリア署名やセキュアエレメントチップなどの技術により、取引内容を安全に確認・承認できる点は大きな安心材料と言えます。また、Ledger LIVEとの連携による利便性も見逃せません。
用途や予算に応じて最適なモデルを選べるのもLedgerシリーズの魅力。資産を安全に保管する第一歩として、Ledgerの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
参考:Ledger公式サイト
参考:JinaCoin

仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り