トランプ次期米大統領の「TRUMP」
東証スタンダード市場に上場するGFA株式会社は20日、子会社のGFA Capital株式会社が暗号資産(仮想通貨)ディーリング業務の一環として、トランプ次期米大統領の公式ミームコイン「TRUMP」の購入開始を発表した。19日より購入開始したと明かしている。
同義業のアドバイザーを務める著名トレーダーであるTrader Z氏と協議し決定したという。
日本時間21日未明に米大統領に就任予定のトランプ氏は18日、公式ミームコイン「TRUMP」のローンチを発表。ローンチ直後より瞬く間に資金が流入し、一時は時価総額のランキングが全仮想通貨で15位以内に躍り出た。
My NEW Official Trump Meme is HERE! It’s time to celebrate everything we stand for: WINNING! Join my very special Trump Community. GET YOUR $TRUMP NOW. Go to https://t.co/GX3ZxT5xyq — Have Fun! pic.twitter.com/flIKYyfBrC
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) January 18, 2025
しかし、20日にメラニア・トランプ夫人の公式ミームコイン「MELANIA」が発表されると、MELANIAに資金が流出する形でTRUMPは暴落。ビットコインなど仮想通貨市場全体が大幅安となる事態となった。
「TRUMP」を選定した理由
同社は仮想通貨ディーリング業務における銘柄の購入対象にTRUMPを選定した理由として、主に話題性と流動性を挙げた。具体的には以下のような点を評価したという。
- 24時間で時価総額が700億ドル(約11兆円)に到達し、時価総額ランキングTOP20入りを果たす
- 24時間で出来高が100億ドル(約1.6兆円)以上を記録し、高い換金性が確認できる
- 他のミームコインからの資金が流入し、流動性がトランプミームに集中している
同社は今後の展望について、今回購入開始したTRUMPと以前から投資を行っているミームコインの「ニャンマルコイン(NYAN)」「SEAMANIA Protocol (SEAMANIA)」の長期的な収益増加を目指し、上場企業のコミュニティー形成のマーケティングを推進していくとした。
また、基本的な投資方針として「仮想通貨全般を重要な戦略的準備資産」と定義し、中長期的な展望によって日々ディーリングに取り組む方針を示した。
参考:公式発表
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り