加納氏、bitFlyerの社長に復帰
暗号資産(仮想通貨)交換業者の株式会社bitFlyer Holdingsは30日、同日開催された株主総会で創業者加納裕三氏の代表復帰を決めた。ブルームバーグが報じた。
bitFlyerをめぐっては、2018年に金融庁から内部管理体制の不備を指摘され、同氏が代表を辞任して以来、2022年までに4度社長が交代している。2022年3月の株主総会で加納氏自身が社長復帰を提案したが否決されていた。
関連記事:bitFlyerとは|国内最大手のサービス群を解説
広報責任者のコメント
同社広報責任者の肥田直人氏は、加納氏の社長復帰について、「大変心強く感じている。アジアトップのWeb3企業を目指す」とコメントした。
加納氏は2月の時点で株主総会にて自らの社長復帰を求める株主提案を行うことを表明しており、当時ブルームバーグのインタビューで社長復帰により経営改革を加速し、新規株式公開(IPO)を目指す方針を表明。2022年の買収騒動の内幕についても語っていた。
関連記事:bitFlyer創業者の加納氏、自らの社長復帰提案へ 明かされた買収騒動の内幕
日本のweb3業界の発展を加速します。
bitFlyer BlockchainとbitFlyer(取引所)を融合するため、取引所の代表に戻り兼任しようと思います。
「もう一度、世界で戦うビットフライヤー」
皆さま、応援よろしくお願い致します‼https://t.co/1nZSIPZMJM
— 加納裕三@bitFlyer (@YuzoKano) February 27, 2023
加納氏と田端氏の対談
coindogでは、LINEやZOZOなどの大企業で取締役を歴任し、現在ではビジネス系YouTuber、企業のマーケティング顧問などとして活躍する実業家の田端信太郎氏と加納氏の対談動画の書き起こし記事を公開している。
仮想通貨取引所の内部事情や投資の心得などに迫る投資家必見の内容をご覧ください。
関連記事:【前編】bitFlyer創業者加納裕三氏、田端信太郎氏と対談で「仮想通貨の根本的問題」に回答
関連記事:【後編】bitFlyer創業者加納氏と田端氏が対談 投資の心得とビットコインの重要な事実とは
参考:ブルームバーグ