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IEO申込み受付中のNOT A HOTELが105億円調達

NOT A HOTEL株式会社は2日、複数の金融機関からの借入により、11月までに総額105億円の資金調達を実施したことを発表した。今回の調達により、同社の累計調達額は総額で約223億円となった。

調達した資金は、NOT A HOTEL各拠点の開発、グローバル展開、新規事業開発などへの投資を加速させていくために使われる予定。同社による105億円の借入先と金額の内訳は以下の通り。

  • 株式会社三井住友銀行:30億円
  • 株式会社千葉銀行:26億円(シンジケートローン)
  • 株式会社広島銀行:23億円(シンジケートローン)
  • 株式会社みずほ銀行:11億円
  • 三井住友信託銀行株式会社:10億円
  • 株式会社群馬銀行:5億円

シンジケートローンとは、複数の金融機関が協調して融資団を組成し、同一の契約書に基づき同一条件で融資を行う手法を指す。設備投資や社債償還など、多額の資金を必要とする場合に適している。

NOT A HOTEL社は、世界的な建築家やクリエイターが手がけるデザイン性と、IoTなどテクノロジーによる快適性を両立した高級志向の別荘「NOT A HOTEL」を運営する企業。

子会社のNOT A HOTEL DAO株式会社は、暗号資産(仮想通貨)「NOT A HOTEL COIN(NAC)」を発行しGMOコインにてIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の申し込み受付を行っている。申し込みの締め切りは12月7日まで。

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資金調達の背景、使途

同社は、創業4年で9拠点の販売開始・開業を実現し11月時点で累計契約高は284億円に及ぶ。

7月から本格的に海外販売も開始しグローバル展開も強化するほか、首都圏と北海道の新たな3拠点をはじめとする6つの新プロジェクトも開始している。

今回発表した大型の融資契約の締結により、事業規模の拡大に伴う人件費などの増加に機動的に対応できるようになったと説明。「引き続き増加する拠点開発に対して、拠点に位置する地域金融機関を中心に融資調達を積極的に活用し、新規拠点開発を通じて地域観光の発展に尽力する」と述べた。

また同日、新たな社外取締役に、カラオケやゲームセンターなどエンタメ事業を手掛ける株式会社GENDAの代表取締役社長 申真衣氏を迎えたことを発表。同氏は世界有数の金融機関であるゴールドマン・サックスで債券営業やデリバティブ商品開発などを担い要職に就いていた経歴がある。

金融やグローバルでの経験のある経営陣を迎え、海外市場での成長や経営基盤の強化を図る考えだ。

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参考:公式発表

coindog編集長
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

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