ブロックチェーン技術で細胞入りアクセを商品化
株式会社PxCellは4日、同社が手掛けるバイオテックブランド「PxCell」にて、モデルでありコスプレイヤーの近衛りこ氏とコラボレーションした「PxCell Wear×近衛りこ」の予約抽選販売を開始したことを発表した。
近衛りこ細胞リング
予約抽選販売のおしらせ🧬PxCell Wear×近衛りこhttps://t.co/nGoZoOf8Ry
応募期間9月3日 20:00〜9月10日 20:00口腔内上皮細胞を独自のコラーゲン足場技術で包んだ特別なリングです。
予約ページからフルの動画が見れます!
リングの詳細や完成したリング、細胞採取シーンも🧬 pic.twitter.com/66te3l9bko— 近衛りこ (@ko_no_e) September 2, 2024
PxCellでは、「PxCell Wear」「PxCell Gem」「PxCell Marriage」の3種類の商品を展開しているが、いずれもブロックチェーンを活用して対象の人物(あるいはペット)のデータを記載したデジタル証明書を発行することにより、真贋を証明できる点を特徴とする。
今回販売されるのは、大切な人の細胞をアクセサリーに加工するPxCell Wearの商品。ヒトの細胞を封入したアクセサリーをブロックチェーンで商品化したものは、PxCell Wearの商品が世界初とみられる。
3月には歌手であり現アイドルグループ「エレクトリックリボン」のメンバー和田輪氏とコラボレーションした「PxCell Wear×和田輪(Rin Wada)」を販売している。
株式会社PxCellの事業
PxCell社は、ヒトなどの細胞をファングッズやお守り、形見としてブロックチェーン技術を用いて商品化することで、遺伝子の無断採取や細胞の所有権などルールメイキングを行うと共に、細胞で想いを繋ぐ社会の実現を目指す企業。
2023年7月に設立され、同月中にパナソニックの「100BANCH – 未来をつくる実験区」のGARAGE Programに採択されている。
ブロックチェーンを活用したPxCellプロジェクトでは、安全性の観点からDNAは酵素で破壊するが、独自のコラーゲン足場技術で細胞の劣化を防いでいるという。また、万が一盗難された場合などでも、第三者が勝手にデジタル証明書を閲覧できない仕組みが実装されている。
PxCell Wearにて遺伝子情報を採取し、コラーゲン足場技術で包んだ特別なリングを制作するまでの工程を以下の動画で確認できる。
同社の代表取締役社長 川又龍人氏は今後の展望として、「今はすぐは難しい」としつつも、PxCellシリーズでその時代を生きた人たちの記憶や痕跡をDNAに残せるようなアクセサリーや墓を作ると述べている。
販売概要
「PxCell Wear×近衛りこ」の販売概要は以下の通り。なお、予約抽選販売にて限定10個のみ販売される。
応募期間:9月3日20:00〜9月10日20:00
当選結果発表日時:9月10日23:00
価格:¥44,000税込
予約ページ:https://wear.pxcell.co.jp/items/90842487
参考:公式発表
参考:note
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り