ポケカゲームアプリに仮想通貨やNFT導入か

10月にリリース予定のスマートフォン向けポケモンカードアプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket(通称:ポケポケ)』において、暗号資産(仮想通貨)、ブロックチェーンやNFT(非代替性トークン)の技術が実装される可能性が浮上した。

同アプリを提供予定の株式会社ポケモンは、これらの技術に関して2022年10月に特許を申請し、2024年7月に特許庁より特許を取得した。

なお、同社は1998年にポケモンセンター株式会社として任天堂株式会社、株式会社クリーチャーズ、株式会社ゲームフリークの3社の共同出資により設立され企業で、2000年に現在の商号に変更された。『ポケモン』の原著作権者は前述の3社。

特許の内容は

デジタルカードを用いてプレイするデジタルTCG(トレーディングカードゲーム)では、カードに実体がなく多数のカードを所有するため、カード自体に愛着がわきにくいという課題がある。

同社はブロックチェーンやNFTなどの実装により、ユーザーがデジタルカードに思い入れを残せるようにすることを目指している。

申請された特許情報によれば、ブロックチェーン技術の活用が想定されているほか、ゲーム内で使用されるデジタルカードをNFTとして取引できるように構想している。

デジタルカードのNFTは対戦や他のプレイヤーの「応援」に活用されるという。同タイトルではユーザーは自ら対戦するのみならず、「NFTに基づき他のプレイヤーを応援」することができる。プレイヤー同士の対戦が終了したときに、対戦の結果と応援の度合いに基づき特典を取得できる。

特許情報 出典:J-PlatPat

また、ゲーム内で活用される資産としては、NFTのほかに「暗号資産」「トークン」などを例として挙げている。

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『Pokémon Trading Card Game Pocket』とは

『Pokémon Trading Card Game Pocket』は、株式会社クリーチャーズと、株式会社ディー・エヌ・エーの子会社である株式会社ポケモンカード・ディー・スタジオが共同開発する「ポケモンカード」を手軽にコレクションできるアプリ。

ポケモンカード・ディー・スタジオの前身は株式会社DeNAデジタルプロダクション。DeNAと株式会社ポケモンが築いてきたパートナーシップをもとに、協業の推進を目的として共同出資により2020年に設立された。

2024年4月、同タイトルの開発推進を目的としてDeNAデジタルプロダクションからポケモンカード・ディー・スタジオに商号変更したことから、『Pokémon Trading Card Game Pocket』の開発はポケモンやDeNAにとって肝入りの事業であることがうかがえる。

同作では、拡張パックを毎日2パック無料で開封でき、過去のイラストから新規カードまで幅広くコレクションして楽しめるという。

また、ポケモンカードのイラストの世界に飛び込んでいるような感覚を体験できる「イマーシブカード」と呼ばれる特別なカードが存在するほか、新たなルールを取り入れた対戦モードも楽しむことができるという。

対応OSはiOSとAndridで、ローンチは10月30日を予定。現在、アプリの事前登録を受け付けている。

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参考:特許情報

参考:公式サイト

coindog編集長
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

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