賃貸会員権NFT
LINEの暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン事業を展開するLINE Xenesis株式会社は2日、NFTマーケットプレイス「LINE NFT」にて3日より賃貸会員権NFT「サクラノスマイ」を販売することを発表した。
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— LINE NFT / Blockchain (@linenft_jp) February 2, 2023
同NFT(非代替性トークン)は、広告事業を手掛ける株式会社凸と、不動産サービスを手がける株式会社a-spaceによるNFTを活用した新たな取り組みだという。NFTの発行は凸社が担う。
LINE XenesisはLINE株式会社の子会社で、「LINE NFT」に加え仮想通貨取引所「LINE BITMAX」やLINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain(LINK)」などを開発した企業。当初はLVC株式会社という社名であったが、2022年4月に現在のLINE Xenesisに商号変更した。
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「サクラノスマイ」の概要
保有者が取扱店舗で同NFTを提示することで、不動産の対象物件の仲介手数料が0.5ヶ月分になるユーティリティを有した賃貸会員権NFT。NFTの提示による賃貸手数料の割引は何度でも可能で、使用後は「LINE NFT」で二次流通することもできる。
現状、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の物件で利用可能。3日より1枚1,000円で50点限定で販売し、今後は第二弾の販売も予定されている。
サクラノスマイ公式サイトを確認すると、同NFTには「シルバー」と「ゴールド」が存在し、今回販売されるのはシルバーの方だ。「ゴールド」に関しては現在準備中とされており、販売価格や仲介手数料の割引率、発行枚数などは明らかでない。
「LINE NFT」とは
LINE NFTは、LINE Xenesisが開発・提供するNFTマーケットプレイス。2022年4月に「NFTマーケットβ」からサービス名称が変更されリニューアルした。
LINE NFTで購入したNFTは「LINE BITMAX Wallet」にて保管される。通信アプリ「LINE」の友人とNFTを交換することも可能だ。NFTの売買における決済はLINE Payによる日本円決済と、LINE独自の仮想通貨LINKの2種類から選べる。
正式ローンチ時点で吉本興業ホールディングスなど17コンテンツと提携、約40,000個のNFTを順次展開すると発表していた。
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参考:公式発表