賃貸会員権NFT

LINEの暗号資産(仮想通貨)・ブロックチェーン事業を展開するLINE Xenesis株式会社は2日、NFTマーケットプレイス「LINE NFT」にて3日より賃貸会員権NFT「サクラノスマイ」を販売することを発表した。

同NFT(非代替性トークン)は、広告事業を手掛ける株式会社凸と、不動産サービスを手がける株式会社a-spaceによるNFTを活用した新たな取り組みだという。NFTの発行は凸社が担う。

LINE XenesisはLINE株式会社の子会社で、「LINE NFT」に加え仮想通貨取引所「LINE BITMAX」やLINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain(LINK)」などを開発した企業。当初はLVC株式会社という社名であったが、2022年4月に現在のLINE Xenesisに商号変更した。

関連記事:三菱UFJ信託銀行とSBIトレーサビリティ、NFT活用の「日本酒トークン」発行に向けWP設置

「サクラノスマイ」の概要

保有者が取扱店舗で同NFTを提示することで、不動産の対象物件の仲介手数料が0.5ヶ月分になるユーティリティを有した賃貸会員権NFT。NFTの提示による賃貸手数料の割引は何度でも可能で、使用後は「LINE NFT」で二次流通することもできる。

現状、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県の物件で利用可能。3日より1枚1,000円で50点限定で販売し、今後は第二弾の販売も予定されている。

サクラノスマイ公式サイトを確認すると、同NFTには「シルバー」と「ゴールド」が存在し、今回販売されるのはシルバーの方だ。「ゴールド」に関しては現在準備中とされており、販売価格や仲介手数料の割引率、発行枚数などは明らかでない。

「LINE NFT」とは

LINE NFTは、LINE Xenesisが開発・提供するNFTマーケットプレイス。2022年4月に「NFTマーケットβ」からサービス名称が変更されリニューアルした。

LINE NFTで購入したNFTは「LINE BITMAX Wallet」にて保管される。通信アプリ「LINE」の友人とNFTを交換することも可能だ。NFTの売買における決済はLINE Payによる日本円決済と、LINE独自の仮想通貨LINKの2種類から選べる。

正式ローンチ時点で吉本興業ホールディングスなど17コンテンツと提携、約40,000個のNFTを順次展開すると発表していた。

関連記事:世界初のメタバースシンクタンク「Metaverse Japan Lab」設立


参考:公式発表

関連記事

【速報】リリース控えるポケカゲームに仮想通貨・NFT導入か ポケモン社が特許取得

NTTデジタルら、ブロックチェーンで「世界に一つの卒業アルバム」提供へ

「次世代の推し活を創出」浜崎あゆみのファンクラブアプリにNFT導入

待ち時間をNFTに変える「Mati-wabi®」、実証事件に100人以上参加

コインチェックでIEO予定のBrilliantcrypto、世界初のNFT宝石に投資するファンドを設立へ

「推し」のNFTをキュレーションして収益獲得 世界初のサービス誕生