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仮想通貨取引所Zaifとは
他にない取扱い銘柄やユニークなサービスの提供、独自路線のブランディングなどで業界内でプレゼンスを発揮する国内暗号資産(仮想通貨)取引所Zaif。
Zaifは、2021年に東証スタンダード上場CAICA DIGITAL率いるカイカグループ傘下の取引所となった後、同じく東証スタンダード市場上場の株式会社クシムがカイカグループの企業を傘下に収めたことで、Zaifを連結子会社化しました。2023年には各種サービスを洗練されたデザインで使いやすくリニューアルしたほか、新サービスをローンチするなど利便性を高めています。
また、両グループはNFT(非代替性トークン)を含めたブロックチェーン開発や提携を積極的に推し進めているため、今後も新たなプロダクトのローンチが期待できます。
本記事では、Zaifの取扱い銘柄や刷新・強化されたサービス群、今後の展望などを解説します。
- Zaifってどんな仮想通貨取引所?
- 1-1 カイカ・クシムグループになるまでの経緯
- 1-2 ネム・シンボル・コムサとの関係
- 1-3 取扱い銘柄など基本情報
- 1-4 アプリの画面
- Zaifのメリット/デメリット
- 2-1 Zaifの3つのメリット
- 2-2 Zaifのデメリット
- Zaifのセキュリティレベルは?
- Zaifの仮想通貨サービス(積み立て・レンディング・ステーキング・Zaifカード・Zaif Payment・ソーシャルチップ)
- 4-1 積み立てサービス
- 4-2 レンディングサービス
- 4-3 ステーキングサービス
- 4-4 Zaifカード
- 4-5 Zaif Payment
- 4-6 ソーシャルチップ
- カイカコインとZaifトークンについて
- 5-1 カイカコイン(CICC)とは
- 5-2 Zaifトークン(ZAIF)とは
- NFTローンチパッド「Zaif INO」
- Zaifまとめ
目次
1.Zaifってどんな仮想通貨取引所?
Zaifは、株式会社Zaifが運営する仮想通貨取引所。Zaif社はカイカグループとクシムグループの傘下となっています。
東証スタンダード市場に上場する株式会社CAICA DIGITAL率いるカイカグループは、Zaifのほか、NFTを含めたブロックチェーンのシステム開発、仮想通貨を中心とした資産運用サービスなど多岐に渡る金融事業を展開する企業群。
同グループはZaifを傘下に収めた後、Zaifの販売所や取引所(板取引)など各種サービスをリニューアルし利便性を高めたほか、Zaifの名を冠したNFTローンチパッドなど新サービスをリリースしました。
Zaifはザイフトークン(ZAIF)やカイカコイン(CICC)などほかで取扱いのない各種トークンを取扱うことで有名でしたが、自動売買機能やカイカグループがローンチしたNFTローンチパッド「Zaif INO」など新たなプロダクトにより注目を集めています。
2023年にクシムの傘下となった後も、アプリのインターフェースを刷新し大幅リニューアルを実施したほか、ステーキングサービスを提供開始するなどサービス強化を図っています。
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1-1 カイカ・クシムグループになるまでの経緯
Zaifは元々、ブロックチェーン開発を行うテックビューロ株式会社が2016年にローンチした取引所です。しかし、2018年9月にハッキング被害に見舞われたことを機に株式会社フィスコ仮想通貨取引所に事業譲渡され、2020年9月に株式会社Zaifに商号変更しました。
その後、2021年にカイカグループが株式会社Zaif Holdingsを子会社化したことにより、Zaifはカイカグループの傘下に入りカイカエクスチェンジ社が運営することになります。2023年には株式会社クシムがZaifを運営するカイカエクスチェンジの親会社であるカイカエクスチェンジホールディングスの株式を取得し、連結子会社化することを発表。
クシムの傘下となったことを受け、Zaifの運営会社の商号は株式会社Zaifに改められます。
1-2 ネム・シンボル・コムサとの関係
テックビューロはICOプラットフォーム「COMSA」を開発したほか、仮想通貨ネム(XEM)のネム財団と提携し、後の「シンボル(XYM)」となる次世代プラットフォーム「Catapult(カタパルト)」の開発のための経済的支援をした企業です。
このような背景があり、Zaifは2021年5月にネムの大型アップデートであるシンボル(XYM)を国内初上場させるに至りました。
また、テックビューロは2021年10月に新生COMSAのローンチおよび「CMS:XYM」のエアドロップ方針を発表。すでに発行されておりZaifにも上場している「CMS:ETH」と「CMS:XEM」に加え、「CMS:XYM」を含めたトークン3種によるエコシステムを形作る予定です。
1-3 取扱い銘柄など基本情報
Zaifの取扱い銘柄や各種手数料など基本情報は以下の通りです(国内ではZaifでしか取扱われていない銘柄は赤字で表記しています)。
※Zaifに上場したMATICは、ポリゴンチェーン上のネイティブトークンのMATICです。
基本情報 | 取引所 | 販売所 |
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取扱い銘柄(24年10月時点) |
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最小取引単位(BTC) |
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最大取引単位(BTC) |
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取引手数料/スプレッド |
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出金手数料 |
■日本円 ■仮想通貨 |
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レバレッジ取引 | × | |
スマホアプリ | 〇 | |
関連サービス | 積み立て/レンディング/ステーキング/Zaifカード/Zaif Payment/ソーシャルチップ |
なお、Zaifでは本人確認が完了していない場合、毎月15日に以下の口座管理維持手数料が発生するため注意しましょう(本人確認が完了していれば口座管理維持手数料は発生しません)。
1-4 アプリの画面
以下は、Zaifアプリの騰落率と取引所サービス(板取引)の画面です。
1-4-1 騰落率
1-4-2 板取引サービス
2.Zaifのメリット/デメリット
ここからは、Zaifのメリットとデメリットについてそれぞれ解説していきます。
2-1 Zaifの3つのメリット
まずは、Zaifの3つのメリットを解説します。
2-1-1 ユニークな仮想通貨関連サービスと自動売買機能
仮想通貨取引所を選ぶ際、上場銘柄も重要ですが、仮想通貨関連サービスの充実度を重視する方もいるのではないでしょうか。
Zaifには、他ではあまり見られないユニークなものも含め、様々な仮想通貨関連サービスがあります。
例えば、カードショッピングの利用額に応じてビットコインが溜まるクレジットカード「Zaifカード」、手数料無料のビットコイン・モナコイン決済サービス「Zaif Payment」や仮想通貨をチップとして贈ることができる「ソーシャルチップ」などが挙げられます。それぞれのサービスの詳細は後述します。
また、Zaifの「自動売買おてがるトレード」は、事前に設定したパーセントを基に、運営が設定する基準価格から設定したパーセント以下に価格が下落したら購入し、購入価格より設定したパーセント以上に価格が上昇したら売却を自動で繰り返し行います。
また、「自動売買ランキングトレード」では、おてがるトレードの人気設定ランキングから好みの設定を選ぶことで通貨ペアと売買設定(パーセンテージの設定)が簡単にできます。自動売買機能は相場に張り付く時間の余裕がない人は重宝するでしょう。
2-1-2 国内唯一の取扱い銘柄が豊富
Zaifでは、NFTゲーム『元素騎士オンライン』のゲーム内トークン「ゲンソキシメタバース(MV)」「ロンドコイン(ROND)」をはじめ、サービス名や運営企業の名を冠したやZAIFトークン(ZAIF)・カイカコイン(CICC)など他の国内取引所では取扱いがない9種類のトークンが上場しています。
これらの銘柄の中にはマイナーなものも含まれるため、慎重に投資判断する必要がありますが、国内唯一の取扱い銘柄への投資機会を得られる点はメリットと言えます。
国内に上場していない銘柄を上場させた実績のある取引所として、ビットポイントが挙げられます。ステーキングサービスの報酬が国内取引所で最も高いことでも知られています。
2-1-3 取引所サービス(板取引)の取扱い銘柄が豊富
他の国内取引所が取引所サービス(板取引)の取扱いを少なくして販売所サービスをメインの収益基盤とする戦略をとる一方、Zaifでは全取扱い銘柄を板取引で取引できます。
このことから、ユーザビリティを最優先に考える運営方針がうかがえます。
板取引は販売所サービスに見られるスプレッドが存在せず、手数料を限りなく抑えて取引できるため積極的に利用したい取引手法です。
他に板取引の取扱いが豊富な取引所としては、bitbankとOKCoinJapanがおすすめです。bitbankは流動性が最高水準、OKCoinJapanはステーキングサービスの取扱いを強みとしています。
2-2 Zaifのデメリット
ここでは、Zaifのデメリットについて解説します。
2-2-1 メジャーな仮想通貨の取扱いが少ない
Zaifには、XRP・LTCといった他の多くの国内取引所に上場しているメジャーな銘柄の取扱いがないというデメリットがあります。
全体的に時価総額の低い銘柄が多くリストされているため、投資する際はその点に留意しましょう。
2-2-2 仮想通貨の出庫手数料が高い
Zaifでは仮想通貨の出庫時に手数料が発生します。状況に応じて出庫手数料は一定の範囲で変動するため、他の取引所よりも高額になるケースもあります。
例えばビットコインの出庫手数料は0.0001~0.01BTCのため、1BTC=1000万円とすると、1BTCの送金に日本円換算で1000円~10万円の手数料が発生することになります。
変動の幅が非常に大きく、高額になり得るため極力仮想通貨を出金するのは避けたいところです。
仮想通貨を出庫する際には、手数料が無料のGMOコインやSBI VCトレードがおすすめです。
2-2-3 運営体制が何度も変わっている
Zaifは2016年のテックビューロによるローンチ後、フィスコ、カイカグループ、クシムグループへと事業譲渡・継承がなされ、何度も運営体制が変わっています。
そのため、古参の取引所でありながら、銘柄の新規上場や仮想通貨関連サービスの開発などにおいて他の取引所にやや後れを取っています。
しかしながら、上述のように東証スタンダード上場のカイカグループやクシムグループの傘下に入って以降、取扱い銘柄の拡充やサービス開発が加速しています。
3.Zaifのセキュリティレベルは?
Zaifでは2018年9月にビットコインなど70億円相当の仮想通貨をハッキングされる事件が起きていますが、高度な金融ノウハウを有するカイカ・クシム両グループの傘下に入った現在では、セキュリティやガバナンス体制は強化されたと言えます。
ここでは、Zaifの運営にあたり講じているセキュリティ対策を解説します。
3-1 資産の分別管理
顧客資産と運営会社が保有する資産とを分別して管理することにより、資金流出や内部犯行のリスクを低減しています。
3-2 コールドウォレット管理
顧客から預かっている仮想通貨は、円評価額の95%以上をインターネットから物理的に切り離したコールドウォレットにて保管しているため、ハッキングによる不正流出の可能性は低いでしょう。
また、顧客から預かっている仮想通貨のうち、ホットウォレットで一時保管される仮想通貨は、同種・同量の仮想通貨を自己の仮想通貨として保有しています。
3-3 「Ginco Enterprise Wallet」を導入
仮想通貨ウォレットの開発などを手掛ける株式会社Gincoが提供する高度な監査機能などを有するウォレット「Ginco Enterprise Wallet」の導入により、セキュリティ強化が実現しました。
3-4 マルチシグ方式
仮想通貨の送付には一つのアドレスに複数の秘密鍵を要するマルチシグ方式を採用。誤送金や流出のリスクを低減しています。
4.Zaifの仮想通貨関連サービス(積立・レンディング・Zaifカード・Zaif Payment・ソーシャルチップ)
Zaifが提供する各種仮想通貨関連サービスを解説します。
4-1 Zaifコイン積立
「Zaifコイン積立」は、利用者が設定した金額(1000円~設定可能)を口座から毎月自動で引き落としして仮想通貨の積立投資ができるサービス。毎月1日に引き落としされ、当月10日~翌月9日まで、事前に利用者が指定した仮想通貨を毎日買付け、積立が行われます。
買い付けは自動で実施されるため、毎日アプリを開いて金額を入力したりタイミングを計ったりする必要もありません。コイン積立の対象銘柄は以下の通りです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- シンボル(XYM)
- ネム(XEM)
- フィスココイン(FSCC)
- カイカコイン(CICC)
- ネクスコイン(NCXC)
同サービスでは、毎月の積立額に応じた積立手数料が設定されています。毎月の積立額を1万円とした場合、手数料2.5%分上乗せした10,250円が毎月1日に口座から引き落としされ、積立用資金に1万円がプールされます。
4-2 レンディングサービス
正確にはZaifにて提供されているわけではありませんが、同取引所に上場しているカイカコイン(CICC)、シンボル(XYM)などの銘柄については、カイカグループのカイカキャピタルが、フィスココイン(FSCC)についてはフィスコ社がそれぞれレンディングサービスを提供しています。
募集は不定期に行われており、比較的高金利であるのが特徴です(上記画像は2023年4月1日~30日の期間に募集の金利)。なお、カイカキャピタルの提供するレンディングサービスについては、Zaifの口座を開設し本人確認が完了していることが申込条件とされています。
以下は、仮想通貨のレンディングについて詳細に解説したうえでおすすめサービスを記載した記事です。併せてご覧ください。
関連記事:「HashHubレンディング」で仮想通貨による資産形成のすすめ|メリットや始め方も徹底解説
4-3 ステーキングサービス
Zaifのステーキングサービスでは、以下の銘柄を同取引所の口座に保有しているだけで毎月報酬が発生します。
- イーサリアム(ETH)
- シンボル(XYM)
年率はいずれも2.0~5.0%(控除前)で、報酬の約20~30%を控除した額が口座に付与されます。報酬の受取りにはログイン後のステーキング画面からの申請が必要で、報酬発生月の翌月15日~翌々月14日まで申請可能です。
同サービスの特徴は、拘束期間がなく途中で対象通貨を売却・出金しても平均保有数量に応じてステーキング報酬を受け取ることができる点です。
他社の類似サービスには指定の期間ロックされて売却・送金ができないものもありますが、Zaifのサービスではそういった制約がないため仮想通貨の急激な価格変動のリスクを回避することができます。
仮想通貨のステーキングの仕組みとおすすめサービスについて知りたい方は以下の記事をご覧ください。
なお、レンディングやステーキングで得られた報酬は雑所得扱いとされ、課税対象となるため注意しましょう。仮想通貨の税金計算は、完全無料の仮想通貨税金計算サービス【CRYPTACT(クリプタクト)】
4-4 Zaifカード
Zaifは2023年にカードショッピングの利用額に応じてビットコインが溜まるクレジットカード「Zaifカード」をリリースしました。
Zaifで口座開設した人が申し込み可能なクレジットカードで、ブランドはVISA、還元率は0.8%、初年度年会費は無料。利用月の翌々月中旬頃にBTCがZaifアカウントに付与されます。詳細は以下をご覧ください。
Zaifカードの大きな特徴は、日本で唯一クレジットカードで入金ができること。カードショッピングだけでなく口座への入金でも一律0.8%分のビットコインが還元されるため、効率的にBTCを獲得できます。
また、今後仮想通貨の積み立てサービスにおいて、毎月設定した金額をクレジットカードから自動で引き落としする機能の提供も予定されています。
4-5 Zaif Payment
「Zaif Payment」は、手数料無料でビットコイン(BTC)・モナコイン(MONA)による決済ができるサービスです。
導入している店舗側は日本円で価格を指定すると、消費者には自動的にビットコインやモナコインでの金額が提示されます。消費者が支払った仮想通貨は日本円に換金後に振り込まれる仕組みです。
BTC・MONAの価格変動による為替リスクの負担や事後の支払い取り消しリスクもないため、既存のクレジットカード決済などよりも気軽に利用できるメリットがあります。
4-6 ソーシャルチップ
ZaifではTwitterチップとチャットチップの2つの方法で、仮想通貨をチップとして贈ることができます。
ブラウザ版Zaifの取引所サービスにて利用できる「Twitterチップ」は、贈る相手のTwitterアカウントさえわかれば、受け手側の準備を意識せずにビットコインを送金できる機能。困っている人や自分が応援するタレントなどを支援したり、感謝の気持ちを示すときなどに使えます。
「チャットチップ」では、ブラウザ版Zaifの取引所サービス画面下にあるチャットパネルにて、他のユーザーに自分の残高から「BTC・XEM・ZAIF」のいずれかでチップを贈れる機能。Twitterチップと同様、他のユーザーとの交流を深めることができます。
5.カイカコインとZaifトークンについて
Zaifでは、運営企業の名を冠したカイカコイン(CICC)と取引所の名を冠したZAIFトークン(ZAIF)が取り扱われていますが、両者の概要や位置づけを解説します。
5-1 カイカコイン(CICC)とは
CICCは、株式会社CAICA DIGITALが発行するイーサリアムの「ERC-20」規格の仮想通貨。国内上場企業が発行する数少ない仮想通貨であり、国内ではZaifにて、海外ではHotbitなど複数の取引所にて取扱われています。
CICCはZaifの各種サービスのユーティリティトークンとして位置づけられています。
その保有量に応じた板取引手数料の割引や参入を視野に入れるIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)への参加権、DeFiのレンディングプロトコルでの利用などのユーティリティが検討されており、仮想通貨関連事業を通じてCICCの活用機会を広げる方針です。
2023年6月には、CICCの新たなビジョンとしてブロックチェーンにおけるゲームコインを目指す方針を発表。独⾃のブロックチェーンを構築しつつマルチチェーン対応を図り、国内のGameFiで利⽤されるあらゆるチェーンにCICCを導⼊することにより、各GameFiプロジェクトがCICCおよびZaifと連携できるような体制を整えていくとしました。
関連記事:Zaif、5銘柄のエアドロップ予定を発表 仮想通貨カイカコイン(CICC)保有者に
関連記事:Zaif運営元、Oasys上にカイカコイン(CICC)活用の独自レイヤー2構築へ
5-2 Zaifトークン(ZAIF)とは
一方で、ZAIFトークンの発行元はカイカやクシムグループではなく、テックビューロです。ZAIFトークンは2015年にZaifを運営していたテックビューロの認知度拡大とブランディングを目的として発行された仮想通貨。現在も同社が発行・管理を担っています。
ここで、Zaifが取扱う、企業名を冠した各種トークンの発行主体を整理すると以下の通りです。
- ZAIFトークン(ZAIF):テックビューロ株式会社
- カイカコイン(CICC):株式会社CAICA DIGITAL
- フィスココイン(FSCC):株式会社フィスコ
- ネクスコイン(NCXC):株式会社ネクスグループ
上記4銘柄は、当初ビットコイン上のDeFiプロトコル「カウンターパーティ」を利用して発行されていましたが、その後イーサリアムチェーンの規格「ERC-20」に移行されました。
テックビューロ代表取締役の朝山氏は、イーサリアムチェーンへの移行後にZAIFトークンとCOMSAトークンの国外取引所への上場を目指しています。
ZAIFトークンのERC20化後は、COMSAトークンと共に国外取引所での上場も推し進めて参りますのでよろしくお願い致します。 https://t.co/IPPYdR1ApC
— Takao Asayama 🔗 朝山貴生 (@TakaoAsayama) November 22, 2021
6.NFTローンチパッド「Zaif INO」
「Zaif INO」は、カイカグループの株式会社カイカフィナンシャルホールディングスが提供するブロックチェーンゲーム専門NFTマーケットプレイス。
関連記事:日本政府も有力視するNFTの全容|なぜデジタル作品が数十億円に?
同サービスはNFTの一次販売に特化しているため、付加価値が付く可能性が高く、購入することで希少なNFTの所有者になることができます。また、審査制が導入されており、販売されるNFTのクオリティが担保されやすいという特徴があります。
対応するブロックチェーンおよび決済に利用できる通貨は以下の8種類。同社はパブリックチェーンの活用により、海外のブロックチェーンゲーム・GameFi企業との連携も視野に入れています。
- イーサリアム(ETH)
- ポリゴン(MATIC)
- バイナンスコイン(BNB)
- アスター・ネットワーク(ASTR)
- アバランチ(AVAX)
- TCGバース(TCGC)
- MCHバース(MCHC)
- カイカコイン(CICC)
これまでに「クリプトスペルズ」「ポルカファンタジー」をはじめとした多数のプロジェクトとコラボレーションし、NFTの一時販売を実施しています。中には販売開始からわずか数分で完売したNFTもありました。
7.Zaifまとめ
Zaifの取扱い銘柄など基本情報や運営企業のカイカグループ・クシムグループの概要、テックビューロとの関係、関連サービスなどについて解説しました。
解説の重要ポイントは以下の通りです。
- Zaifは、東証スタンダード上場のクシム傘下の株式会社Zaifが運営する仮想通貨取引所
- 運営体制が変わって以降、アプリの大幅リニューアルやステーキングサービスの提供などサービス強化
- Zaifの元々の運営元はテックビューロ株式会社であるため、ネム(XEM)やシンボル(XYM)、コムサトークンと関わりが深い
- 他で取扱いのない9種類のトークンを上場
- 自動売買機能は、毎日相場を確認する時間のない人などは重宝するサービス
- XRP・LTCなどメジャーな銘柄が上場していない
- BTCが溜まる「Zaifカード」やBTC・MONAの決済サービス「Zaif Payment」などユニークなサービスも
- グループ企業がブロックチェーンゲーム専門NFT市場「Zaif INO」を提供
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り