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楽天ウォレットが「web3ウォレット」提供開始
暗号資産(仮想通貨)取引所「楽天ウォレット」を提供する楽天ウォレット株式会社は23日、仮想通貨ウォレット「web3ウォレット(β版)」の提供開始を発表した。
同サービスは、仮想通貨の保管・管理ができ、今後はNFT(非代替性トークン)関連機能や仮想通貨取引所サービス「楽天ウォレット」との連携機能なども実装予定としている。
「web3ウォレット(β版)」で実装予定の機能
同サービスは現状は仮想通貨の保管・管理・入出庫のみ可能だが、同社は楽天グループの様々なサービスをデジタル資産として一元化し、一つのウォレットで全てを管理できるようにすることを目指しているという。
管理されるサービスの例として、旅行時のデジタル搭乗券、美術館のデジタル入場券、音楽コンサートのデジタルチケットなどを挙げた。
また、今後以下のような機能の実装が予定されている。
- NFTの保管・売買
- 他社が提供するWeb3関連サービスへの接続
- 仮想通貨取引所楽天ウォレットとの連携
ブロックチェーンゲームで活用されるアイテムやキャラクターのNFTを含めた様々なNFTの保管・管理、売買機能が搭載される予定だという。
現時点で利用できる仮想通貨の保管・管理機能や、実装が予定されている上記のような機能の提供により、ユーザーはWeb3ゲームやNFTマーケットプレイスに仮想通貨やNFT等の資産をスムーズに移管しつつ、Web3サービスを利用できるようになると同社は説明する。
また、提供予定と明記されているわけではないが、公式サイトにステーキングに関する記述があることから、同サービスで今後ステーキング機能が実装される可能性も考えられる。
ユーザーの資産を守るためのセキュリティ対策としては、生体認証とMPC(Multi-Party Computation)技術(複数のユーザーが手持ちの情報を秘密にしたまま共同で計算を行う技術)を組み合わせることで堅牢性を高めている。
楽天のWeb3事業参入
楽天ウォレット社は7月にWeb3サービス事業参入を表明し、Web3サービスの開発・提供予定を発表。今回ローンチされたweb3ウォレット(β版)がサービス展開の足掛かりとみられる。
8月には同社のパートナー企業で、ロッテグループのグループ会社CALIVERSE Inc.とweb3領域における戦略的パートナーシップに向けた覚書を締結を発表。メタバース上でのゲームやNFT販売、アーティストのライブ開催など、web3サービスで協業する方針を示していた。
CALIVERSEは、メタバースプラットフォーム「CALIVERSE(カリバース)」を提供する韓国企業。CALIVERSEでは、AI合成技術を活用しK-POPコンサートやEDMステージを忠実に描くなど現実世界と遜色ない高精度な仮想空間が展開される。
今後両社の協業により、「web3ウォレット(β版)」と「CALIVERSE」の連携が図られるものとみられる。
仮想通貨取引所楽天ウォレットは、楽天グループの楽天ポイントを仮想通貨と交換できる点を強みとするサービス。マーケティングリサーチ企業MMDLaboが2023年12月に公表した調査結果によれば、仮想通貨取引所の利用歴1年未満の人が利用したことのあるサービスとして首位に輝いた。
参考:公式発表
参考:公式サイト
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り