待ち時間をNFTに変えるサービス

Web3関連事業を手掛けるMeTown株式会社は28日、ブロックチェーン技術を活用してイベントの待ち侘びる時間を価値に変えるサービス「Mati-wabi®」の実証実験を行ったことを発表した。

6月23日に東京ドームシティで開催された女子プロレス団体「アイスリボン」所属のプロレスラー達による興行試合の来場者を対象に実施。

実証実験の開始日からイベント当日までの20日間で100名を超えるファンが参加し、イベントの事前期間においてファンによるミッションが約1000件実施されたという。同社は「Mati-wabi®アプリがイベントの熱量最大化に貢献できることを確認した」と実証実験の成果を強調した。

「Mati-wabi®」で待ち時間をNFTに

「Mati-wabi®」は、「ファンイベントの待ち侘びる時間を価値に変える」をコンセプトとし、同社が独自開発したブロックチェーン技術を活用したアプリ。

ユーザーはMati-wabi®にアカウント登録し、イベント主催者がMati-wabi®上に用意した専用の「ルーム」に参加すると、参加時点から待ち時間がカウントされ、一定の比率でポイントとして蓄積される。蓄積されたポイントは、イベント終了後に特別なNFT(非代替性トークン)と交換することができる。

また、SNSでの拡散協力やデジタルグッズ購入などの「応援ミッション」を実施することにより、ポイントの蓄積効率が高まる仕掛けもあるという。

同プロダクトは、株式会社東京ドームが2023年12月に開催したブロックチェーンをテーマにしたビジネスイベント「enXross AWARD(エンクロス・アワード)」にて最優秀賞を受賞している。

「Mati-wabi®」アプリは2024年夏頃を目処として本リリースを目指しており、現在イベント主催者向けに利用希望イベントの先行募集を行っている。同プロダクトの主なメリットして以下の点を挙げた。

  • イベント事前期間の熱量最大化(ファンとの共創体験の創出)
  • イベント事前期間における収益機会の創出(グッズや関連チケットの事前販売)
  • デジタルグッズ(NFT)を活用した新しい収益機会の創出など

日本政府も有力視するNFTの全容|なぜデジタル作品が数十億円に?

「コインチェックNFT」とは|メリットや注目の取扱い商品など徹底解説

MeTown社のWeb3関連サービス

同社は「Mati-wabi®」のみならず、様々なWeb3関連の取り組みや関連プロダクト創出を行っている。

2023年12月には、東急不動産ホールディングス株式会社と共同で実証実験プロジェクト「Local web3 Lab.@渋谷」を実施。

同プロジェクトは、Web3技術を活用した地域課題解決を目指しており、地方自治体・地域事業者・地域住民などが集まり、DAO(分散型自立組織)による地域共創型オンラインコミュニティの構築を目指している。

また、2024年3月にはNFTを活用した周遊観光・関係人口創出の支援サービス「MeTag(ミータグ)」をローンチ。同サービスは物理的なNFCタグ埋込型のステッカーをタップするだけでNFTを配布できるほか、メールアドレスや電話番号などで簡単にNFT受取用のウォレットを生成できる。

MeTagを活用し、イベントの参加者や地域のキーパーソンと関係構築した人だけが特別なNFTを受け取れるようにすることで、周遊観光を起点とした当該地域への再来訪意欲の向上や関係人口創出を試みるとしている。

コイントレード、金・銀・プラチナ連動の仮想通貨レンディングサービス提供へ

IEO銘柄NIDT、アイドルG「ラフ×ラフ」のライブの VIP席の販売に活用

タダで10万円も夢じゃない!仮想通貨ビットコインを無料でもらう方法12選

【2024年5月最新】仮想通貨取引所のキャンペーン一覧|全員にビットコイン無料配布も


参考:公式発表

参考:MeTown株式会社公式サイト

coindog編集長
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

関連記事

【速報】リリース控えるポケカゲームに仮想通貨・NFT導入か ポケモン社が特許取得

NTTデジタルら、ブロックチェーンで「世界に一つの卒業アルバム」提供へ

「次世代の推し活を創出」浜崎あゆみのファンクラブアプリにNFT導入

コインチェックでIEO予定のBrilliantcrypto、世界初のNFT宝石に投資するファンドを設立へ

「推し」のNFTをキュレーションして収益獲得 世界初のサービス誕生

ポケモン・遊戯王カードの実物と交換できるNFT 電子市場「PhygitalX」で販売へ