NFTの新たなユースケース
株式会社HashPaletteとsynschismo株式会社は7日、現実世界のNFT(非代替性トークン)活用をより拡大していくために連携を開始したと発表した。
\ ✨プレスリリース✨ /
「NFTをより身近な存在に」HashPalette、シンシズモ(@synschismo )と共同で現実世界とWeb3の世界の融合を推進
NFTのリアルなユースケースの拡大に注力してまいります🚀🚀
ぜひこちらよりご覧ください👇https://t.co/L6AofgoTKp
— Palette(パレット)| palette.plt (@hashpalette) February 7, 2023
HashPaletteが開発するNFT特化型ブロックチェーン「パレットチェーン(PLT)」にシンシズモが開発する「NFTauth」を連携し、NFTのリアルなユースケースの拡大とマスアダプションに注力すると説明した。
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NFT活用の次のステップ見据え
両社は、これまでNFTはゲームやコレクションなどエンターテインメント領域においてデジタル上で活用されることが多かったが、これからはより人々の生活に溶け込んだ「現実世界におけるリアルな体験や価値に紐づいたNFT」の活用事例が増えていくと推測している。
HashPaletteは今回の取り組みに先駆け、2022年12月に東急不動産株式会社と北海道倶知安町所在のスキー場「ニセコ東急 グラン・ヒラフ」にて、アーリーエントリー権が付与されたNFT「ニセコパウダートークン」の販売を開始。この実証実験を皮切りに、リアルな体験価値とNFTを結びつけ新しい体験価値を提供すると述べていた。
現実の体験や価値とNFTを紐づけて活用する場合、NFTを保有していることを現実世界で証明する必要があるが、そのような証明をする技術はまだ確立されていないのが現状であると指摘。
パレットチェーンやそれを基盤とするNFTマーケットプレイス「PLT Place」などを提供するHashPaletteと、「NFTauth」を開発するシンシズモが連携することで、より快適かつ利便性の高いNFTを活用したユーザー体験の構築が可能になるとした。
「NFTauth」は、ユーザーの暗号資産(仮想通貨)ウォレットに対し、特定のNFTを保有しているかどうかを確認・認証することができるシステム。事業者は事前に認証するNFTや認証時の条件などを登録し、ユーザーはアプリなどをインストール必要はなくQR認証のみで簡単にNFTの保有証明ができるという。NFTをメンバーシップとする店舗への利用やNFT保有者限定のコンテンツへのアクセスの利用等に活用が見込まれると説明した。
両社の取り組み
HashPaletteはパレットチェーン及び同ブロックチェーン上で発行される仮想通貨「パレットトークン」を開発する企業。
ゲームスタジオ部門「HashGames」では、『ELF Masters (エルフマスターズ)』『CryptoNinja Party! (クリプトニンジャパーティー)』『De:Lithe Φ (ディライズ ファイ)』と、ブロックチェーンゲーム3タイトルを開発・提供。bitFlyer、OKCoinJapan、フォビジャパンがそれぞれのゲーム内仮想通貨のIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)の検討開始を発表している。
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synschismo株式会社はNFTなどブロックチェーン関連プロダクトの開発やNFT活用の企画コンサルティングなどを手掛ける企業。先述の「NFTauth」のほか、SNSアカウントでNFTを受け取れるサービスNFTdelivery」、NFTの賃貸を可能にするNFTレンタルソリューション「RentaFi」など複数のプロダクトを提供している。
1月には、NFTチケットを簡単に販売・管理できるNFTチケット販売プラットフォーム「TicketMe(チケミー)」を運営する株式会社チケミーと提携し、NFTエコシステムの拡大や社会実装に向けて協業することを発表した。
参考:公式発表