『三国志大戦』の生みの親がプロデューサー就任
NFT(非代替性トークン)・ブロックチェーン開発を手掛けるdouble jump.tokyo株式会社は4日、『三国志大戦』のIP(知的財産)を活用した新作NFTゲーム『Battle of Three Kingdoms – Sangokushi Taisen -』のプロデューサーに、三国志大戦シリーズの生みの親でスゴロックス株式会社代表の西山泰弘氏が就任したことを発表した。
三国志大戦シリーズ生みの親・西Pが #三国志大戦B3K のプロデューサーに就任!
"帰ってきた三国志大戦"をテーマに、『三国志大戦』の魅力を濃く継承し、懐かしさと新しさを組み合わせたブロックチェーンゲームとして2024年冬にリリース予定⚡️ pic.twitter.com/yhuCuwYpJs
— Battle of Three Kingdoms(三国志大戦B3K) (@b3k_games) July 4, 2024
同氏は株式会社セガに所属していた際、『三国志大戦』『ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド4』『チェインクロニクル』などセガを代表するヒット作を複数プロデュースした経歴がある。
eスポーツがブームになるはるか前から、『三国志大戦』(2005年)でゲームセンターにおけるプレイヤー対戦を企画したブームの仕掛け人でもある。
同作は2024年冬のローンチが予定されている。
西山氏率いるスゴロックスが開発に参加
西山氏の参画により、同作は「『三国志大戦』の持つ世界感や魅力をDNAとしてより濃く継承する開発体制へと強化される」という。
同氏のプロデューサー就任と合わせて、代表を務めるスゴロックスが本作の開発チームに加わることも明かされた。
スゴロックスは西山氏が2024年1月に設立したゲームソフトウェアの企画・制作などを手掛ける企業。Web3・AIを活用したエンターテイメント領域に対する出資も行っている。
同社は5月に株式会社UPBONDと共同で、Web3.0ゲームプラットフォームを提供するための新会社「JOKERS株式会社」を設立。本格的なNFTゲームをローンチしグローバル展開する方針を示していた。
以下は、今回の発表に際して西山が寄せたコメントだ。
近年、Web3.0やAIといったテクノロジーがいまゲーム業界にも大きな影響を与えています。
セガでいくつものゲームプロデュースをしてきた経験からも、これらのテクノロジーを盛り込んだ新しいゲーム作りの可能性をずっと考えてきました。そんな折に、今回、このようなお誘いをいただきましたことはとても光栄に思っています。
Web2.0時代にはできなかったことを、Web3.0領域のテクノロジーのひとつ、ブロックチェーンを通じてゲームプレイヤーに新しい「ゲームの楽しさ」と新しい「ゲームの価値観」を提供できることをいまからワクワクしています。
この『三国志大戦』は、私のゲーム作り人生の中で大切な作品のひとつです。このゲームを日本から世界に羽ばたかせるために、私が持つゲーム作りの経験値を注いでいきます。ぜひご期待ください。
NFTゲーム版『三国志大戦』について
『Battle of Three Kingdoms -Sangokushi Taisen-』は、double jump.tokyoがセガより『三国志大戦』のライセンスを受けて開発するNFTゲーム。
中国の三国時代を舞台とした歴史書『三国志』に登場する武将たちのNFTカードを使い制限時間3分以内にオリジナルのデッキを構築してプレイするTCG(トレーディングカードゲーム)だ。
相手の陣容を見極め、適切にルート選択および武将の登用を行う必要があり、プレイヤーの戦略が試される仕組みになっているという。
アーケード版『三国志大戦』に登場した武将のみならず、同作のために描きおろされた武将たちのNFTも登場する。
ゲームのローンチに先駆け、2024年秋頃より事前イベントの開催を予定している。事前イベントに参加するとゲームを有利にスタートできるようになるという。
参考:公式発表
参考:公式サイト
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り