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bitFlyerがFTX Japan買収を正式発表

株式会社bitFlyer Holdingsは20日、FTX Japan株式会社の株式100%を取得する株式譲渡契約を6月19日付でFTX Japan Holdings株式会社と締結したことを発表した。

bitFlyer Holdingsは、暗号資産(仮想通貨)取引所を運営する株式会社bitFlyerの親会社で、FTX Japanは、2022年11月に経営破綻した世界最大手の一つの仮想通貨取引所FTXを運営していたFTXトレーディングの日本法人。

FTXグループは日本法人の売却先を探していたが、bitFlyerが買収する方向で調整していることが20日にNHKなど一部で報じられていた。

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【速報】仮想通貨交換業者bitFlyer、FTXジャパンを買収か=NHK報道

カストディを軸に展開

bitFlyer Holdingsは、FTX Japan Holdingsからその子会社であるFTX Japanの経営権を引き継ぐことで合意した。

その際、株式譲渡契約の条件にもとづき、FTX Japanは可及的速やかに社名変更する必要があるという。

新しい社名は現時点で決まっていないが、FTX Japanの経営権がbitFlyer Holdingsに引き継がれたあとの新会社の事業方針としては、以下を想定しているという。

  • 利用者の同意を得た上でbitFlyerへの口座移管を行う
  • コア事業としてクリプトカストディ(仮想通貨預託)事業を展開する
  • コア事業を軸に、将来的に日本国内の法制度が整備された場合には、仮想通貨現物ETF関連のサービスを提供する
  • 展開する事業や提供するサービスの内容に応じて仮想通貨交換業および第一種金融商品取引業のライセンスを維持する
出典:株式会社bitFlyer Holdings

上記の「クリプトカストディ」とは、所有者に代わって企業が仮想通貨の保管・管理・移転などを行う業務を指す。2020年に施行された改正資金決済法により、カストディを行う事業者は「暗号資産交換業」に含まれることになり、暗号資産交換業の業登録が義務付けられることとなった。

ただし、FTX Japanは米国デラウェア州破産裁判所の訴訟手続きの対象となっており、bitFlyerによる事業継承は米国破産裁判所による承認が必要となる。

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カストディ参入の背景は

新会社がカストディ業務を軸とする背景には、機関投資家の仮想通貨市場への参入ニーズと専門的なセキュリティ対策ニーズの高まりがあると説明。

1月に米国SEC(証券取引委員会が)がそれまで非承認としてきたビットコイン(BTC)現物型ETFについて、申請されていた11のETFを一転して全て承認した。

米国と日本では必ずしも状況が同じではないが、上記のような流れを受け、国内でも機関投資家の仮想通貨市場への参入ニーズは増え、クリプトカストディサービスがより重要な位置付けになることが予想されるとした。

また、専門的なセキュリティ対策ニーズの高まりについては、2018年1月にコインチェックで発生した580億円規模の仮想通貨の不正流出事件や、2024年5月に発生したDMMビットコインの480億円規模の不正流出を例に挙げた。

DMMビットコイン、流出したBTCの全量補償にむけ550億円を調達

bitFlyerグループは、セキュリティ対策に関する深い知見と技術力を有しているため、高度なセキュリティ対策が施されたクリプトカストディサービスを法人(機関投資家)に提供できると述べた。

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仮想通貨ETFの提供について

また、ETFの提供については、日本で仮想通貨現物型ETFの提供は法律上認可されていないため法整備を待つ必要がある。

認可された場合には、信託銀行を始めとした金融機関のニーズに合った仮想通貨現物ETF関連のサービスの提供も検討中とした。

仮想通貨ETFの提供をめぐっては、自民党デジタル社会推進本部web3プロジェクトチームが4月に公開した「web3ホワイトペーパー ~ 新たなテクノロジーが社会基盤となる時代へ ~」においても言及された。

そのなかで、「議論を開始・深化すべき論点」として、国内で仮想通貨を投資信託の投資対象とすることの妥当性を検討するべきと問題提起し、「今後、個人投資家のみならず、機関投資家の運用資産等についても、すでにビットコインETFが存在している米国等に流出する可能性がないか等についても考慮に入れることが望ましい」とし、法改正の必要性にも言及されていた。

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自民党web3PT「web3ホワイトペーパー2024」で日本の仮想通貨ETF認可の是非に言及

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参考:公式発表

coindog編集長
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

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