子育てで稼ぐ「Parent to Earn」

Web3.0開発を行うアニメートアーク株式会社は11日、子育てにより新しい経済的報酬および社会的評価を得る仕組みに関する実証実験として「Parent to Earn」プロジェクトを開始したことを発表した。

同社が提供するWeb3.0プラットフォーム「ANICANA(アニカナ)」を活用して、子育て関連事業を手掛ける株式会社Kidswellに対し技術支援を行う。

子育てで収益を得る仕組み

「Parent to Earn」は、子どもの生活記録(食事内容、睡眠時刻など)を提出することで、一定期間基準を満たす記録を提出した人にNFT(非代替性トークン)「アルカナ」の生成権を付与。生成したNFTを「ANICANA(アニカナ)」を通じて日本円で売却することで報酬が得られる仕組み。

同プロジェクトの対象となるのは、0ヶ月以上36ヶ月未満の子どもがいる親で、育児に携わっている人。実施期間は5月8日~6月5日。

Kidswellは今回の発表に際し、「現代社会では子育ては重要な役割でありながら、経済的報酬・社会的評価が直接得られるものではない。また子育て中の親は社会から孤立しているように感じる。アニカナを用いた子育ての貢献を正当に評価し、価値に換算することで社会との繋がりやキャリアとしての道筋を作ることを目的とする」と述べた。

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「ANICANA(アニカナ)」とは

アニカナは、特定の行動で報酬が得られる仕組みである「X to Earn」を簡単に提供できるブロックチェーンプラットフォーム。ブロックチェーンを利用して、ユーザーの様々な体験をデータ化し、日本円で売却できる。

クレジットカードによる電子マネーチャージや銀行振込など、法定通貨で「X-to-Earn」を実現できるほか、4大法律事務所と提携し日本法に準拠した形で社会実装できる点などを特徴とする。

すでに「Drive-to-Earn(運転して稼ぐ)」「Listen-to-Earn(音楽を聴いて稼ぐ)」「Mascle-to-Earn(筋力トレーニングをして稼ぐ)」など多くのプロジェクトが誕生している。

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参考:公式発表

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