手塚治虫キャラクターNFTを販売

DreamVerse JAPAN株式会社は9日、DreamVerseが開発中のWeb3メタバーステーマパーク「ACG WORLDS(Anime Comic Game WORLDS)」にて、「鉄腕アトム」など手塚治虫氏のキャラクターのNFTシリーズ第一弾を発表した。

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「鉄腕アトム」「ブラック・ジャック」など、手塚治虫氏が描いた代表的な7作品から人気投票で選出された5作品の1キャラクターずつが集合したアート作品「静止アートNFT」を販売する。

同社が株式会社手塚プロダクションとライセンス契約を締結したことにり今回の取り組みが実現。提携しているIPの詳細については後日発表されるという。

鉄腕アトムの近未来都市

同NFTは各キャラクターのポーズや背景、キャラクターの組合せが全て異なり、1枚1枚のNFTのデザインも異なる。ACG WORLDSの公式サイトにて、ブラインドボックス形式で販売される。

暗号資産(仮想通貨)ウォレットを持たない人向けに、公式サイト以外でも日本円での購入に対応予定。

また同日、同社は台湾にて「ACG WORLDS」のリリース発表イベントを行い、ACG WORLDSの1つのテーマパークエリアである鉄腕アトムの世界観をモチーフにした近未来都市を公開。同エリアでは、鉄腕アトムの世界を現実のように体験でき、購入したNFTを飾ったり、アバターや乗り物NFTを購入することでエリア内でキャラクターになりきって遊んだりすることも可能と説明した。

出典:手塚プロダクション

今後の展望として「ACG WORLDSは今後、手塚治虫作品シリーズのメタバース上での遊び方の幅を広げ、新たなシーンの追加やより一層楽しんでいただけるようなゲームプレー機能の拡充、ACG WORLDS上での特典などを通してメタバース空間を充実させていく」と述べた。

同社は2022年8月、株式会社SMALL WORLDSが運営する東京・お台場の屋内型ミニチュア・テーマパーク「スモールワールズ TOKYO」をメタバースで再現するプロジェクトを発表。仮想空間化第1弾として『エヴァンゲリオン 第3新東京市』エリアのメタバース商品を発表した。

また、2023年1月にはSBIホールディングス株式会社の北尾社長が代表理事を務める「一般社団法人日本デジタル空間経済連盟」への参画を発表。会員企業と協力して、日本でのメタバース開発を検討すると述べていた。

ACG WORLDSとは

ACG WORLDSは、DreamVerse JAPANが構築を目指す、日本をはじめとした著名IPを軸としたメタバースやブロックチェーン技術を活用したWeb3.0におけるメタバーステーマパーク。

ACG WORLDSが提供するゲームではランクシステムが搭載されており、ゲームをプレーして報酬を得ることや、自身でゲームを作ることも可能だと説明。また、メタバース上では土地やアバター、各種アイテムなどあらゆるものがNFT化されているため取引可能だという。

ほかのユーザーとテキストやボイスチャットで交流することもできる。

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参考:公式発表

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