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「コインチェックIEO」第2弾を解説

2021年7月、国内暗号資産(仮想通貨)取引所として初めてコインチェックがIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)を実施しました。

IEOとは、企業やプロジェクトが仮想通貨を活用した資金調達を行うことを目的とし、発行したトークンの販売を仮想通貨交換業者に委託する仕組みのこと。仮想通貨交換業者が主導しトークン販売や上場を実施します。

コインチェックのIEOプラットフォーム「コインチェックIEO」の第1弾「パレットトークン(PLT)」に続き、第2弾に選定されたのは、株式会社フィナンシェが発行する「フィナンシェトークン(FNCT)」。FNCTは2023年3月16日にコインチェックに上場を果たしています。

本記事では、「コインチェックIEO」の概要、第2弾FNCTのIEOとその結果の振り返り、およびプロジェクト概要を解説します

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以下は、国内取引所のIEO銘柄を実施予定のものを含め網羅した記事です。併せてご覧ください。

国内取引所のIEO予定銘柄まとめ、躍進する仮想通貨はどれ?

    目次

  1. フィナンシェトークン(FNCT)上場のコインチェックIEOとは
  2. コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)のIEO結果は
  3. コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)とは
  4. コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)のプラットフォーム
  5. コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)まとめ

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1.フィナンシェトークン(FNCT)上場のコインチェックIEOとは

出典:コインチェックIEO公式サイト

「コインチェックIEO」は、コインチェックが企業やプロジェクトによる仮想通貨を活用した資金調達やコミュニティ形成を支援するためのプラットフォーム。同社が発行体の事業内容や資金調達の用途および発行されたトークンの審査・販売を行います。

IEOに参加した投資家はトークンを取得でき、取得したトークンはコインチェックの取引所サービスで売買や様々なサービスで活用できます。また、コインチェックIEOでは、最小注文数量が低めに設定されているため、リスクを抑えて少額から参加できます。

2021年7月に開始した同サービスでは第1弾プロジェクトとして「パレットトークン(PLT)」が、第2弾プロジェクトには「フィナンシェトークン(FNCT)」が選定されました。コインチェックIEO第1弾については以下の記事をご覧ください。

コインチェックIEO第1弾「パレットトークン(PLT)」とは|NFT特化型チェーンの将来性

なお、コインチェックIEOに参加するには、コインチェックで口座開設する必要があります。

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1-1 フィナンシェトークン(FNCT)発行体のフィナンシェとは

株式会社フィナンシェは、ブロックチェーン技術を利用したトークン発行型クラウドファンディングプラットフォーム「FiNANCiE(フィナンシェ)」の運営のほか、IEOプロセスの支援サービスなども提供している企業。

同社CEOの國光宏尚氏は、東証プライム上場でブロックチェーンゲーム開発などを行う株式会社gumiの創設者で、メタバース開発を行う株式会社Thirdverseなど複数企業の代表も務めており事業実績が豊富です。

フィナンシェは創業以来、複数の大手企業やファンドから総額28億円を株式で資金調達を実施。シナジーの見込める企業や金融機関との連携および事業拡大を積極的に行っています。

2.コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)のIEO結果は

コインチェックIEOの第2弾のIEO対象となったプロジェクトは、「フィナンシェトークン(FNCT)」。第1弾のPLT以来、約1年7か月ぶりに実施されました。

2023年2月21日に抽選申し込みが開始されると、わずか60分で目標調達金額の10億6600万円が集まりました。最終的な申し込み金額は合計200億円を突破。約25000人が抽選申し込みに参加し、倍率は18.78倍を記録しました。

成功を収めたパレットトークン(PLT)のIEO実施時と比較して市場が冷え込んでいた当時の状況下で、遜色ない販売結果となったことからIEO市場の活況ぶりがうかがえます。

その後、FNCTは3月16日にコインチェックに上場。上場直後は2円付近まで急騰しましたが、ほどなくして反落。販売価格の0.41円を割り、一時は約0.1円台をつけました。

IEO実施後しばらくの間は第一弾PLTの躍進に追随することはできず、多くの投資家の期待に応えることはできませんでしたが、2024年2月に急騰。執筆時点では0.7円付近を推移しています

出典:CoinMarketCap

また、IEO実施時はコインチェックの取引所サービス(板取引)でのみ取引可能でしたが、その後OKCoinJapanに上場し、コインチェックの販売所サービスでも取扱い開始されました。

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3. コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)とは

フィナンシェトークン(FNCT)は、株式会社フィナンシェが提供するブロックチェーンを活用したトークン発行型のクラウドファンディングプラットフォーム「FiNANCiE(フィナンシェ)」を利用して発行される仮想通貨

FiNANCiEで活用されるFNCTは、イーサリアム上とその再度チェーンであるポリゴン(MATIC)チェーンで発行されます。FiNANCiEで発行されるトークン同士を繋ぎ、トークンの価値を長期的に向上させるためのプラットフォームトークンとして機能するといいます。

具体的なユースケースとしては、ガバナンス投票の参加権やステーキング、FiNANCiEユーザーへの報酬などが想定されています。

なお、FNCTのエコシステム(経済圏)に新たな付加価値をもたらした人には、その人により良い報酬を付与するためにインセンティブ報酬体系やユーティリティをアップグレードする可能性があると同社は説明しています。

グローバル版FiNANCiEの展開およびグローバルでのエコシステム拡張に向けた検討も進められています

ロードマップ(出典:ホワイトペーパー)

FNCTは現在、コインチェックとOKCoinJapanで取扱われています。

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4.コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)のプラットフォーム

FiNANCiEでは、サポーターがトークンを購入することでスポーツチームやクリエイターなどトークンの発行者を指す「オーナー」に対し金銭的支援ができる他、トークンホルダーはオーナーから特典(限定グッズ、限定イベントへの参加権)が得られます。

なお、FiNANCiE上でクラウドファンディングによる資金調達を目的に発行されるトークンは「CT(コミュニティトークン)」と呼ばれるもので、FNCTとは区別されます。

従来のクラウドファンディングと異なるのは、一度の金銭的支援にとどまらず、サービス内通貨を利用して継続的に活動を支援できること。これにより、オーナーとトークンホルダーの関係性強化とコミュニティ活性化を促進します。

上記のようなトークンを保有するインセンティブ設計がされているため、保有するトークンの価格が上昇する可能性もあります。

2019年にローンチされた同サービスは、Jリーグプロサッカークラブや国内男子プロバスケットボールリーグ、国内卓球プロチームなどスポーツチームを中心に活用されてきており、2022年末時点で86チームがトークン発行した実績があります。

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出典:FiNANCiE公式サイト

5.コインチェックIEO第2弾:フィナンシェトークン(FNCT)まとめ

コインチェックIEOの第2弾対象プロジェクト「フィナンシェトークン(FNCT)」について、IEOの結果やプロジェクト概要を解説しました。

解説の重要ポイントをまとめると、以下の通りです。

  • コインチェックIEOは、2021年7月にコインチェックが提供開始したIEOサービス
  • IEOの抽選申し込みに参加するには、コインチェックでの口座開設が必要
  • 第2弾対象プロジェクト「フィナンシェトークン(FNCT)」は目標金額の「10億6600万円」を大幅に上回り200億円以上調達
  • FNCTは上場直後は2円付近まで急騰するも、その後反落し0.2円付近を推移、しばらく低迷した
  • FNCTは、ブロックチェーン活用のトークン発行型クラウドファンディングサービス「FiNANCiE」を利用して発行される仮想通貨
  • ガバナンス投票の参加権やステーキング、FiNANCiEユーザーへの報酬などのユースケースがあり、グローバルのエコシステム拡張も検討されている

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参考:フィナンシェトークン(FNCT)ホワイトペーパー

参考:FiNANCiE公式サイト

coindog編集長
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り

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