ビットポイントジャパンを100%連結子会社化
SBIホールディングス株式会社(SBIHD)は14日、連結子会社のSBICAH合同会社を通じて、株式会社ビットポイントジャパンの株式の49%を取得し、すでに保有する51%と併せて100%連結子会社化することとなったと発表した。株式譲渡予定日は3月31日とされている。
SBIHDは2022年5月、国内暗号資産(仮想通貨)取引所ビットポイントを運営するリミックスポイント株式会社と資本業務提携を行うことを発表。資本提携により、ビットポイントジャパンの株式を51%取得し連結子会社化していた。
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株式追加取得の目的
同社は仮想通貨取引所ビットポイントについて、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要な銘柄に加え、ジャスミー(JMY)・ディープコイン(DEP)など多様なアルトコインを含む現物取引サービス、レンディングやステーキングなどの仮想通貨関連サービスの提供により「幅広い投資スタイルに合わせた快適な取引をサポート」していると評価した。
その上で、ビットポイントジャパン株式の追加取得の目的について次のように説明している。
当社グループの顧客基盤を活用したクロスマーケティングによる口座数増加の他、世界的マーケットメイカーであるB2C2社(当社連結子会社)より流動性供給を受けることで顧客に狭いスプレッドを提供することが可能となることや、gumiグループ各社(当社資本業務提携先)が開発するゲーム内で使用されるトークンをはじめ当社グループに関連する厳選されたトークンを上場する等、様々なシナジーを発揮することが出来ると考えています。
gumiグループが開発するゲーム内トークンについて、gumiは2022年6月に公表した決算にて、ブロックチェーンゲームを企画段階のものもあわせて10本開発中であり、「今期末~来期にかけて有力IPを用いたブロックチェーンゲームを含む5本程度を配信予定」と明かしていた。
また、gumiはブロックチェーンゲーム開発に特化したブロックチェーン「Oasys」の初期バリデータとして参画することで知られる。
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参考:公式発表
参考:決算発表(2022年)