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フォビトークン(HT)を上場廃止
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードは23日、フォビトークン(HT)を8月26日をもって上場廃止することを発表した。
取扱い廃止理由としては「グローバルでの流動性の低下により当社でのカバー取引やプライス生成の継続が困難であり、お客様に対する安定的なサービス提供をし続けることが難しいと判断したため」と説明した。
なお、同取引所は4月にHTの取引所サービス(板取引)での上場廃止を行っており、現在は販売所サービスでのみ取扱われている。
フォビトークン(HT)の上場廃止スケジュール
HTの販売所サービスでの上場廃止スケジュールは以下の通り。
HTの保有者は、他の国内取引所でHTを取扱うサービスがないため、上場廃止までに販売所で売却するか、海外取引所に送金する必要がある。
8月26日14時以降にビットトレード口座にHTを保有している場合は、同社が適当と判断する方法で売却し、9月4日より順次、日本円に換金したうえでビットトレード口座の日本円残高に反映するとした。
なお、HTの売却が困難であると同社が判断した場合、同社にて管理したうえで、8月26日から起算して5年間、利用者の返還請求などに応じてHTを指定されたアドレスへ送付予定としている。
フォビトークン(HT)とは
HTは、仮想通貨取引所をグローバル展開するHTXが発行する独自トークン。
もともとは「フォビ」という名の中華系のグループであったが、2023年にサービス開始10周年を期に現在のHTXにリブランドを行った。
同グループをめぐっては、まだ名称が「フォビ」であった2022年12月から2023年1月にかけて、内部告発を含めた様々な内紛が一部で報じられた。加えて、マーケットメイカーPionexによる資金の引き上げ方針の発表や同取引所の大幅な人員削減の計画に関する報道などが、グローバルでの求心力低下に拍車をかけた。
HTの価格は一時は1000円を超えていたが、現在は90円台にまで低迷している。HTXへのリブランドや(前身のフォビジャパンから)「ビットトレード」へのリブランドは前述の騒動の影響との指摘もある。
参考:公式発表
仮想通貨ブロガー/投資家
早稲田大学卒|元業界関係者で現coindog編集長🐶|2020年から仮想通貨投資を開始|大手メディア3社で編集者・キュレーターとして従事→独立|趣味は投資・筋トレ・音楽鑑賞・ラップバトル観戦・コーヒー屋さん巡り