「マイクリ」とZaif INO運営が提携
ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」を運営するMCH株式会社と株式会社カイカフィナンシャルホールディングスは10日、GameFi領域で業務提携契約を締結したと発表した。
GameFiとは、ブロックチェーン技術を活用して開発された、プレイすることでお金を稼ぐことができるゲームおよびそのプロジェクトを指す。別名「Play-to-Earn(P2E):遊んで稼ぐ」とも呼ばれる。
Zaif INOにおけるMCH Verse上で発行されるNFTの一次販売予定などが明かされた。
MCHは2022年2月にゲーム特化のブロックチェーンプロジェクト「Oasys(オアシス)」上に独自のレイヤー2(セカンドレイヤー)ブロックチェーン「MCH-verse」の展開を発表。一方、暗号資産(仮想通貨)取引所Zaifを擁するカイカグループは2022年3月にWeb3事業に参入し、ブロックチェーンゲーム専門NFT(非代替性トークン)ローンチパッド「Zaif INO」の運営を開始している。
提携内容
両社の業務提携契約内容は以下の3つだ。
- Zaif INOにおけるMCH Verse上で発行されるNFTの一次販売
- MCH Verse上のゲームトークンのZaifにおける取扱検討の開始
- ブロックチェーンゲームの共同開発検討の開始
1について、決済通貨は、MCH Verseの基軸トークン「MCHC」が活用される予定とした。2について、MCH Verseでは今後サードパーティによる複数のブロックチェーンゲームのリリースを予定しているとし、それらのタイトル内で活用される仮想通貨のZaifでの取り扱いを検討しているという。3については、ブロックチェーンゲームの設計に必要とされる各種規制対応のために両社で協業し、ブロックチェーンゲームの共同開発および開発サポートについて検討を始めた。
Zaif INOについて
Zaif INOは、カイカフィナンシャルホールディングスが2022年10月にローンチしたブロックチェーンゲーム専門NFTマーケットプレイス。NFTの一次販売に特化しており、「NFTにおける新規プロジェクトの立上げやスケールアップさせるタイミングで活用できるサービス」と説明されている。
マルチチェーン対応や作品のクオリティ担保を目的とした審査制の採用などを特徴としており、通常販売以外にプレセール(先行販売)も実施される。対応チェーンは以下の5種類。
- イーサリアム(ETH)
- ポリゴン(MATIC)
- BNBチェーン(BNB)
- アバランチ(AVAX)
- アスター・ネットワーク(ASTR)
Zaif INOは積極的にブロックチェーンゲーム関連プロジェクトと提携を推進しており、これまでにCryptoGames社が開発したOasys上のL2ブロックチェーン「TCG Verse」、「元素騎士オンライン」や「ポルカファンタジー」などのプロダクトとの提携が実現している。
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参考:公式発表