バイナンスジャパン、口座開設申し込み受付開始
世界最大手暗号資産(仮想通貨)取引所を運営するバイナンスの日本法人Binance Japan株式会社は1日、仮想通貨取引所サービス「バイナンスジャパン」のサービス提供および口座開設申し込み受付を開始したことを発表した。
Binance Japan、本日よりサービスを開始いたしました。
既にグローバルのBinance口座をお持ちのお客様につきましては今日時点では登録を受け付けておりませんのでご注意ください。
別途ご案内をお送りいたしますので今しばらくお待ちください。https://t.co/S7xWiHTvNA— 山本仁実 (@Hitomi_syachooo) August 1, 2023
なお、すでにグローバル版のバイナンスの口座を開設済みの人は対象外で、8月14日以降にバイナンスジャパンへの移行申込手続きが可能となり、12月1日以降に新プラットフォームを利用できるという。詳細は別途対象者に通知される。
シンボル(XYM)・モナコイン(MONA)などの取扱いに言及
同日発表されたバイナンスジャパンの提供サービスは以下の通り。このうち、最初から提供されるのは1と2のサービスだ。板取引ではJPYペアがなく、BTC・BNBなど仮想通貨建てでの取引になる点には注意が必要だ。
- 販売所サービス
- 取引所サービス(板取引)
- 積立サービス
- レンディング
- NFTマーケットプレイス
- API接続
将来的には日本法に準拠した形で先物取引を含むデリバティブ取引サービスの提供も目指すとした。
取扱い銘柄数は国内初上場となるビルドアンドビルド(BNB)・アルゴランド(ALGO)を含め34種類。30種類以上の銘柄を取扱うBittradeやbitbankを凌ぎ、ローンチ時点で国内最多の取り揃えだ。
なお、サクラエクスチェンジビットコインがバイナンスに買収される前に取次業者として取り扱っていたシンボル(XYM)・モナコイン(MONA)・フレア(FLR)・コスプレトークン(COT)については「一時中止扱い」で、取扱い方針の決定次第改めて発表される。
関連記事:バイナンスジャパン、取扱い銘柄などサービス詳細が判明 国内初上場銘柄も
トラベルルールへの対応
他の国内取引所と同様に、バイナンスジャパンから仮想通貨を送金する際、今年6月より国内で開始された取引所間の送金ルールなどを定めるトラベルルールが適用される。これにより、同じ送金プロトコルを採用する取引所同士でしか送金ができない点に注意が必要だ。
同取引所が採用する送金プロトコルは「グローバル・トラベル・ルール(GTR)」と呼ばれるもの。国内の主要取引所では、コインチェックやbitFlyerなどが「TRUST」を、GMOコインやbitbankなどが「Sygna Alliance」を採用しているが、GTRを採用する取引所は国内に存在しないため、バイナンスジャパンからほかの国内取引所に送金することはできない。
#トラベルルール
8/1更新。サービス開始したBinance Japan(バイナンスジャパン)はまさかのGTR導入で孤立状態…✅国内はGTR導入がなく送金NG
✅海外でGTR導入があるか不明
✅通知対象国以外(Bybitなど)は送金OK
✅ウォレットは送金OK▼取引所ごとの対応まとめhttps://t.co/L4qDrI2axL pic.twitter.com/L2uzVbqlXo
— sabo | 旅とブログとNFT (@sabo_nochihare) August 1, 2023
参考:公式発表